新入社員だけど辞めたい…甘え?退職の4つの基準と3つの注意点

働き方
働き方
働き方

新入社員としての初めての職場で、辞めたいと感じるのは決して珍しくありません。

しかし、その感情が正しいのか、それとも真剣な退職の検討なのかを見極めるのは重要です。

この記事では、新入社員が退職を考える際の基準や注意点について紹介しています。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

新入社員が会社を辞めたいと考える5つ理由

新入社員が会社を辞めたいと考える理由は、主に以下の5つが挙げられます。

  1. 仕事がつまらない・想定と違った
  2. 希望と異なる部署に配属された
  3. 人間関係が悪い
  4. 残業・拘束時間が多い
  5. ハラスメントが横行している

1つずつ解説していきます。

①仕事がつまらない・想定と違った

新入社員が会社を辞めたいと考える理由の1つは、「仕事がつまらない・想定と違った」という点です。

新入社員は入社前に会社や職種に対して期待や希望を抱いていますが、実際の仕事内容がその期待に沿わない場合があります。

例えば、以下が挙げられます。

  • やりたいと思っていた業務が少ない
  • 単調な作業ばかり
  • 自分の能力や興味と合わない業務をあてられた など

このような状況では、仕事へのモチベーションが低下しかねません。

やりがいや充実感を得られないため、退職を考えることがあります。

②希望と異なる部署に配属された

新入社員が会社を辞めたいと考えるときに、「希望と異なる部署に配属された」ということがあります。

入社前に希望していた部署や業務とは異なる部署に配属される場合はしばしばあります。

この場合、新入社員は自分のスキルや興味に合った業務を期待しているため、希望と異なる部署に配属されると不満やストレスを感じてしまうことも。

また、配属された部署の業務内容や雰囲気に、自分が適応できないことも考えられるでしょう。

このような状況では、自分のキャリアや成長につながる部署への異動を希望するか、他の企業への転職を検討することが必要です。

③人間関係が悪い

「人間関係が悪い」という点も、新入社員が会社を辞めたいと考える理由に挙がります

職場での人間関係は、働く上で非常に重要ですが、中には人間関係が上手くいかなくなる人もいるでしょう。

例えば、以下の問題があります。

  • 上司や同僚とのコミュニケーションがうまく上手くとれない
  • 理解されない
  • 無視される など

また、いじめや嫌がらせなどのハラスメントがある場合もあります。

これらの状況においては、職場でのストレスが高まり、働く環境が悪化するため、新入社員は会社を辞めることを検討する場合があります。

④残業が多い・拘束時間が長い

新入社員が会社を辞めたいと考える理由の1つに、「残業が多い・拘束時間が長い」という点も挙げられます。

特に忙しい業界や企業では、残業や休日出勤が当たり前のように行われる場合があります。

新入社員にとっては、これらの長時間労働が身体的・精神的な負担となりかねません。その結果、プライベートの時間や生活の充実度が著しく減少する場合があります。

また、過度の残業や拘束時間は健康を損なう要因に。

そのため、新入社員は残業や拘束時間の多さを理由に、会社を辞めることを検討する場合があります。

⑤ハラスメントが横行している

「ハラスメントが横行している」場合も、新入社員が仕事を辞めたいと考える理由の1つです。

職場でのハラスメントは、精神的な負担を引き起こし、働く環境を悪化させる可能性があります。

特に新入社員は、社内の人間関係が構築されていない状況で、ハラスメントによって直接的または間接的に影響を受けやすい傾向があります。

たとえば、以下のハラスメントが挙げられます。

  • パワーハラスメント
  • セクシャルハラスメント
  • 差別的な発言や行動 など

これらの状況においては、職場での安全や尊厳が脅かされ、新入社員は会社を辞める選択をする場合があります。

新卒1年以内に会社を辞めて大丈夫?

結論からいうと、新卒1年以内で会社を辞めても問題ありません。新卒1年以内で会社を辞める場合は、以下を意識して行動してみてください。

  • 25歳以下であれば未経験の求人はある
  • 入社一か月~半年で退職も問題ないが、ストレス耐性を不安視される場合も

それぞれみていきましょう。

25歳以下であれば未経験の求人はある

25歳以下であれば未経験の求人があるので、新卒1年以内で辞めても転職が可能です。

これは、若手がキャリアをスタートさせる際に未経験からでも活躍できるチャンスがあることを意味します。

そのため、新卒1年以内で会社を辞める場合でも、新たな職場でのスタートが比較的容易です。

将来のキャリア形成に支障をきたすことは少ないといえるでしょう。

入社一か月~半年で退職も問題ないが、ストレス耐性を不安視される場合も

新卒1年以内での退職は、入社一か月から半年程度であっても問題ありません

特に若手の場合、自分に合わない職場環境や業務内容を早めに見極め、適切な判断をすることが重要です。

しかし、短期間での転職はストレス耐性を不安視される場合もあります。

一定の期間を経てからの転職の場合、履歴書に穴が空いてしまうことがあるため、転職先での長期的なキャリアプランや成長に向けた意欲をアピールするのが求められます。

新入社員でも会社を辞めていいかの4つの基準

新入社員でも会社を辞めていいかを考える基準は、以下の4つがあります。

  1. 労働時間や残業量に対して、極端に給与が低い
  2. 長時間労働や人間関係の悩みで、心身に不調をきたしている
  3. 経営者・役員に不信感があり、将来に不安
  4. 全くの異業種・職種に関心が傾いた

現在の状況に当てはまるかどうか考えてみてくださいね。

①労働時間や残業量に対して、極端に給与が低い

新入社員が会社を辞めるかどうかを考える基準の1つは、労働時間や残業量に対して支給される給与が極端に低いかどうかです。

給与は労働者の努力や時間に見合った対価として支払われるべきものであり、極端に低い給与はその労働に対する適切な評価がされていない可能性があります。

特に労働時間や残業量が多い場合、低い給与は心身の負担となりかねません。その結果、モチベーションの低下や生活の安定を脅かす要因となります。

このような状況では、他の求人やキャリアパスを検討するのが妥当です。

②長時間労働や人間関係の悩みで、心身に不調をきたしている

会社を辞めるかどうかは、長時間労働や人間関係の悩みによって心身に不調をきたしているかで考えるのも1つの選択肢です。

長時間労働はストレスや疲労の原因となり、心身の健康に悪影響を与えることも。

また、人間関係の悩みも同様にストレスを引き起こし、精神的な不調や心身の不安定さを招く場合があります。

こうなった場合、生活の質が低下し、仕事へのモチベーションや集中力が低下する可能性が高くなってしまいます。

心身の不調が続くときは、会社を辞めて他の職場や環境で新たにスタートするのも検討してみてくださいね。

③経営者・役員に不信感があり、将来に不安

会社を辞めるかどうかを考える際の基準の1つは、経営者や役員に対する不信感があるかどうかです。

経営者や役員の方針や意思決定に対して不満や不信感を抱くのは、従業員のモチベーションや信頼を損なう原因となります。

また、経営者や役員の方針や経営戦略に対して理解が得られず、将来の展望が不透明である場合、新入社員は自分のキャリアや生活の安定を懸念するようになります。

このような場合は、組織の方向性に自信を持てないため、転職の検討が適切な選択肢となります。

④全くの異業種・職種に関心が傾いた

会社を辞めるかどうかを考える際の基準の1つは、全くの異業種や職種に関心が傾いた場合です。

新入社員が実際の業務内容や職場の環境と合わず、他の業界や職種に関心を抱くのはよくあることです。

例えば、専門知識やスキルを活かせる分野への転職を望む場合や、自身の興味や情熱を追求するために新たなキャリアに進みたいなどと考える場合があります。

これらの場合、新入社員は自分のキャリア目標や生き方に合った職場や業界を模索するのが大切。

異業種や職種への転職が自己実現や成長につながる可能性があるため、会社を辞めて新たな挑戦をするのは良い選択肢となります。

新入社員が仕事を辞める場合の3つの注意点

新入社員が仕事を辞める場合の注意点は、主に以下の3つです。

  1. 短期離職を繰り返さないために!「なぜ辞めるか」より「何をやりたいか」が大事
  2. 当面の生活費は問題ないか
  3. ブランクを生まないために転職エージェントを活用する

解説していきます。

①短期離職を繰り返さないために!「なぜ辞めるか」より「何をやりたいか」が大事

新入社員が仕事を辞める際の注意点は、短期離職を繰り返さないために、なぜ辞めるのかよりも、将来何をやりたいのかを明確にすることです。

短期間での転職は、履歴書や職務経歴書に穴が開いてしまい、雇用主からの信頼を失う原因になりかねません。

なぜ現在の職場を辞めるのかを明確に理解するだけでなく、将来の目標やキャリアプランをしっかりと考えるのが重要ですよ。

自分が本当にやりたいことや成し遂げたいことを追求すれば、短期離職を避けられるでしょう。充実したキャリアを築くことが可能となります。

②当面の生活費は問題ないか

新入社員が仕事を辞める場合の重要な注意点の1つは、当面の生活費が問題ないかどうかを確認することです。

仕事を辞めるという決断は、収入が途絶える可能性があるため、生活費を確保できるかどうかをしっかり考えるのが大切。

これには、次の仕事が決まるまでの間の生活費や、突発的な出費に備えるための貯金の有無が含まれます。

仕事を辞める前に、自分の財政状況をしっかりと把握し、将来に向けて備えるのが重要です。

③ブランクを生まないために転職エージェントを活用する

新入社員が仕事を辞める場合の注意点の1つは、ブランクを生まないために転職エージェントを活用することです。

仕事を辞めた後、次の職場が決まるまでの期間にはブランクが生じる可能性も

転職エージェントを活用して次の職場を探せば、ブランクを最小限に抑えられます。

転職エージェントは、求人情報の提供だけでなく、履歴書の添削や面接のサポートなど、転職活動全般にわたって支援を行って効率的に次の職場を見つけられるでしょう。

まとめ

新入社員で会社を辞めたいと思う理由は、主に以下の5つが考えられます。

  1. 仕事がつまらない・想定と違った
  2. 希望と異なる部署に配属された
  3. 人間関係が悪い
  4. 残業・拘束時間が多い
  5. ハラスメントが横行している

会社を辞めてもいいかの基準は、以下の4つを参考にしてみてください。

  1. 労働時間や残業量に対して、極端に給与が低い
  2. 長時間労働や人間関係の悩みで、心身に不調をきたしている
  3. 経営者・役員に不信感があり、将来に不安
  4. 全くの異業種・職種に関心が傾いた

会社を辞めて転職活動をする際には、ぜひ転職エージェントサービスを活用してみてください。

自分に合った求人を提供してくれることはもちろん、面接練習や履歴書の添削なども行ってくれるので、転職に対する不安を解消することができますよ。

この記事の著者
Marino
就活・転職専門ライター
就職活動・転職活動専門のライター。月間30本程度の記事執筆を担当しています。自分自身の転職経験から「もっとスムーズに、自分らしい転職活動はできないか?」と考え、就職・転職専門ライターに。就職・転職する人たちの不安解消をモットーに、役立つ情報を発信しています。
WORLD COMPASS(ワールドコンパス)
タイトルとURLをコピーしました