フリーターの一人暮らしはきつい?楽しい?家賃・貯金などの生活事情

ライフスタイル・悩み
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「フリーターで一人暮らしをしたいけど可能?」「一人暮らしするにはどのくらい稼げばいい?」そう考える方もいると思います。

この記事では、実際にフリーターで一人暮らしをする際のお金の問題や、一人暮らしをする際のポイントを紹介していきます。

ぜひ参考にしてみてください。

フリーターの一人暮らしは楽しい?きつい?

フリーターの一人暮らしには以下のような考えがあります。

  • 仕事のストレスが少なく、時間に余裕のある点は楽しい
  • 収入が低くて不安定なため、生活面ではきつい

それぞれみていきましょう。

仕事のストレスが少なく、時間に余裕のある点は楽しい

フリーターの一人暮らしにおける楽しさとして、仕事のストレスが比較的少ないことや、自由な時間の確保が挙げられます

フリーターは定型的な組織に縛られず、柔軟な働き方が可能です。

そのため、仕事に対するプレッシャーが少なく、自己のペースで生活できる点が魅力に。

また、自由な時間を有効活用して趣味や興味を追求したり、友人との交流を深めたりできます。

このような自由度の高さが、フリーターの一人暮らしを楽しいものにしています。

収入が低くて不安定なため、生活面ではきつい

収入が低く不安定な点が、フリーターの一人暮らしがきつい一因です。

多くのフリーターは時給制の仕事や短期契約の仕事をしています。そのため、安定した収入が得られない場合があります。長くフリーターをしていると、生活費の捻出や将来の不安を抱えてしまうことも。経済的な制約から、住居や食費などの生活必需品に支障をきたしかねません。

正社員の初任給などは、16万から19万ほどとなっていますので、正社員の人と同じくらいの生活をしたいのであれば、同じくらいか20万ほど稼がなければ余裕はできません。フリーターは正社員とは違い、昇給やボーナスなどがありませんので、フリーターは常に働いて稼がなければいけません。

そんなギリギリな中で、家賃だけでなく水道光熱費や保険料、通信費なども払わなければいけません。そうなると貯金も思うようにできず、風邪などで仕事を休むことができなくなります。

このような経済的な不安定さがフリーターの一人暮らしをきつく感じさせる原因となっています。

東京で一人暮らしするフリーターの生活レベルとは?いくら必要?

フリーターが東京で一人暮らしするためには、以下の4つを意識してみてください。

  1. 1ヶ月の生活費は15〜17万円程度!
  2. 節約するには固定費を減らして、食費などの出費を抑える
  3. 女性の場合はもう少し家賃が高く、美容費などもかかる
  4. 年103万円以下なら親の扶養内で所得税がかからないが、8~10万円で生活は無理がある

1つずつ解説していきます。

①月の生活費は15万~17万円程度!家賃・食費・奨学金返済・貯金などの内訳【目安】

フリーターが東京で一人暮らしをする際には、1ヶ月の生活費が15〜17万円程度あれば生活が最低限可能です。

手取り17万円の場合の生活の内訳の目安は、以下の通りです。

家賃6万円
食費2万円
外食費2万円
光熱費1万円
スマホ・通信費5千円
奨学金返済1万5千円
雑費(日用品など)2万円
パーソナル(衣服、美容など)1万円
小遣い1万円
合計17万

食費については、自炊をすれば節約できますが、外食やコンビニ利用も考慮に入れる必要があります。

奨学金の返済や、娯楽費、交通費、光熱費なども含め、トータルで15万円から17万円程度を見込む必要も。

この金額をもとに、収入とのバランスを考えながら生活するのが大切です。

手取り17万円の生活をする際に、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事も合わせて読んでみてくださいね。

【生活できない…】手取り17万円のきつい状態から脱出する方法 

②節約するには、食費などの出費を抑えて固定費を減らす

節約するためには、固定費を見直し、食費などの出費を抑えるのが重要です。

固定費としては、家賃や光熱費、通信費などが挙げられます。

家賃を抑えるためには、シェアハウスや一部屋のアパートなど、よりコストが低い住居を選ぶのが有効です。

また、光熱費や通信費は、料金プランの見直しや節約術を活用すれば削減できます。

食費についても、外食やコンビニ食を控えましょう。自炊やまとめ買いをすればコストを抑えられますよ。

これらの方法を取り入れれば、生活費を効果的に節約することが可能です。

③女性の場合は少し家賃が高く、美容費もかかる場合もある

女性の場合、少し家賃が高くなり、美容費もかかる場合もあります

まず、女性は一般的に男性よりも美容や衣類に関する支出が多くなる傾向があります。

美容院や化粧品、衣服などの費用がかかるのを考慮しましょう。

また、女性は安全や利便性を重視する傾向があるため、家賃が少し高くなる場合も。

これらの要素を考慮して、女性の場合の一人暮らしの生活費を計画するのが重要です。

④年収103万円以下は親の扶養内で所得税がかからないが、8~10万円で生活は無理がある

親などの扶養に入れれば、所得税がかからないというメリットがあります。扶養に入るためには、年収103万円を超えてはいけません

しかし、その収入で一人暮らしをするには厳しい面もあります。

年収103万円は、月収8〜10万円程度の収入です。

一人暮らしをする際には、家賃や食費、光熱費、交通費などの基本的な生活費だけでなく、娯楽費や急な出費にも対応できる余裕が必要になるでしょう。

そのため、収入が少ない場合は節約術やサイドジョブを活用して収入を増やすのが重要です。

また、親の扶養に入ることも選択肢の一つですが、その場合も家族との関係や将来の独立について検討する必要があります。

一人暮らしする際の初期費用は約20〜50万円程度

一人暮らしする際の初期費用は家賃の4〜6ヶ月分と言われています。

そのため、家賃が5〜6万円のところに住んだ場合、30〜40万円が妥当といえるでしょう。

詳しい内訳の目安は以下の通りです。

【家賃を6万円とした場合の内訳】

項目内容
敷金家賃の1ヶ月分
礼金家賃の1〜2ヶ月分
前家賃家賃の1ヶ月分
管理費・共益費家賃の家賃の0.5〜1ヶ月分程度
保証金家賃の数ヶ月分(賃貸保証会社による)
仲介手数料家賃の0.5〜1ヶ月分
鍵交換代2〜3万円
火災保険代1〜2万円
清掃費用1〜2万円
引っ越し費用4万円〜6万円程度(荷物量や移動距離により変動あり)
合計約40万円

これらの初期費用を把握し、予算を立ててから一人暮らしを始めることが重要です。

そして、実際に家を探す際にも問題があります。それは、フリーターだと審査が降りにくいという点です。やはり正社員と比較すると、フリーターは毎月の給料が安定していません。そのため、審査が通りにくくなっています。

ただ、フリーターだから通らないというわけではありませんので、審査に通るために決まった条件で雇用されていることや、一定の収入があることを証明しましょう。

フリーターが一人暮らしする際のポイント

家賃の安い家に住む

まず、フリーターで一人暮らしをする際にはできるだけ家賃の安い家に住みましょう。家賃が高ければ高いほど、毎月稼がなければいけない金額が上がりますので、毎月の支払いがとても負担となってしまいます。家を探す際は、希望条件をゆるくして安い良い家を紹介してもらえるようにしましょう。

固定費を見直す

生活の際には、固定費を見直しましょう。一つ一つ見直してみると、固定費で削れる部分があるかもしれません。小さな金額の差でも、1年にすると大きくなりますので、できるだけ固定費は下げるように見直しましょう。

交際費は節約する・自炊を心がける

フリーターで一人暮らしをする際は、できるだけ交際費を節約しましょう。友達と飲みに行くと、なかなかの金額まで飲んでしまうことがありますよね?それを繰り返していると、生活することができなくなるので、できるだけ節約しましょう。

食事はできるだけ自炊にしましょう。健康にも良い上に、食費も外食より浮きます。自炊が苦手という方は、賄いのある仕事を探すと良いかもしれません。

買い物の仕方を見直す

買い物の仕方を見直してみましょう。安いからと言って、100円ショップで買いすぎていたり、そこまで必要のないものを購入したりしていませんか?確かに安いですが、たくさん買うことで金額も上がります。買う際に本当に今必要なものなのか、一度考えて見直してみましょう。

15万円以上稼ぐには週30時間以上の労働が必要ということを知っておく

フリーターが一人暮らしをするには、15万以上必要であると話しましたが、その15万を稼ぐには、週に30時間以上働かなくてはいけません。週5勤務であれば、1日に6時間です。

 

もしかすると、楽に感じる方もいるかもしれませんが、これは最低ラインで毎週安定的に週5回入れなければいけないのです。たとえあなたが余裕でも、店側にシフトを減らされる可能性もありますので、簡単に稼げる額ではないことを知っておきましょう。

できれば正社員を目指す

もちろんフリーターでも一人暮らしは可能ですが、安定的かつ余裕を持って生活がしたいという方は、正社員を目指しましょう。

年代別のフリーターの生活レベルと考えるべきこと

この項目では、10〜20代のフリーターで一人暮らしと、30〜40代のフリーターで一人暮らしの生活レベルについてまとめています。

それぞれ解説していきます。

10~20代のフリーター・一人暮らし

10〜20代のフリーターで一人暮らしをする場合、生活レベルは様々です。

若い世代のフリーターは、大学生や学生時代からの収入がある場合もありますし、進学や就職を機に一人暮らしを始める場合もあります。

一般的には、経験や貯金が少ないため、生活水準は控えめです。家賃や生活費の面で厳しい状況に置かれる傾向に。

将来に向けての夢や目標を持ちながら、経験を積んでいく時期でもあります。

20代のフリーターについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせて読んでみてくださいね。

20代でフリーターだと何がやばい?好きなことを続ける期限と正社員を目指す方法

30~40代のフリーター・一人暮らし

30〜40代のフリーターで一人暮らしをする場合も生活レベルはさまざまですが、この年代のフリーターは、結婚や家庭を持たずに一人暮らしを選択する場合があります。

仕事や家庭の事情で定職につけない、あるいは働く時間や場所に制約があるなど、さまざまな背景があります。

一人暮らしをしている場合、収入面での安定や貯金、将来への不安などが課題に。

しかし、30〜40代という社会経験のある年齢層です。そのため、仕事や生活面での知識やスキルが豊富な場合もあります。

また、自分の時間を自由に使えるため、趣味やライフスタイルに合わせた充実した生活を送るのも可能です。

以下の記事では、30代のフリーターについて詳しく書いておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

【さすがにやばい…?】30代でフリーターのリスクと就職を成功させる方法

フリーターでいるメリットは少ない?デメリットとは

フリーターでいるデメリットは主に以下の2つがあります。

  • 社会保険がない場合は、自費で国民健康保険に入る必要がある
  • 確定申告が必要

詳しくみていきましょう。

また、フリーターのメリットデメリットなど深く知りたいという方はこちらの記事も合わせて読んでみてください。

フリーターとは?フリーターの危険性と正社員就職するための方法を解説

社会保険がない場合は、自費で国民健康保険に入る必要がある

社会保険に加入していない場合、フリーターは自費で国民健康保険に加入する必要があります

これはフリーターが収入が少ない場合でも、病気や怪我の治療費や医療費が必要になった際に備えるためです。

国民健康保険に加入すれば、一定の医療費が補助されます。そのため、安心して健康を維持することが可能です。

しかし、国民健康保険の保険料は収入に応じて決まるため、収入が少ないフリーターにとっては負担となることも。

また、健康保険に加入していない場合、医療費の全額を自己負担になるので、予期せぬ医療費の支払いが困難になるリスクもあります。

確定申告が必要

確定申告が必要な点もフリーターにとってデメリットの1つといえるでしょう

フリーターの場合、経費や控除の適用などの細かい計算が必要になる場合もあります。

そのため、確定申告を行う際には、正確な収支の把握や適切な書類の準備が必要となります。

確定申告の手続きを適切に行わない場合、税務署からの指摘や追徴課税のリスクが生じかねません。

したがって、フリーターは確定申告について十分な理解と準備を行うことが重要です

確定申告についての、必要な書類の準備や申告の仕方などは、以下の記事で詳しく解説しています。合わせて確認してみてくださいね。

フリーターに確定申告は必要?しなかった時のリスク・便利なツールも解説

フリーターから正社員になりたいなら転職エージェントがおすすめ

フリーターから正社員に転職したい場合、転職エージェントの利用が一つの有益な手段です。

転職エージェントは、以下のようなメリットがあります。

  • 求人情報の提供
  • カウンセリングやアドバイス
  • 企業との交渉支援
  • 面接対策の支援

転職エージェントサービスでは、求人情報の提供はもちろん、無料でキャリア相談を行っています。

将来に不安がある人や、自分にあった職業を探したい人は、ぜひ活用してみてくださいね。

まとめ

フリーターで一人暮らしをする際の初期費用は約30〜50万円程度です。また、1ヶ月の生活費は15〜17万円を想定しておくと良いでしょう。

年収103万円以内であれば、親の扶養に入ることができます。しかし、年収103万円の場合、月収は8〜10万円程度と、一人暮らしをするのには厳しいのが現状です。

また、フリーターでいるデメリットは主に以下の2つがあります。

  • 社会保険がない場合は、自費で国民健康保険に入る必要がある
  • 確定申告が必要

生活水準を上げるためには、転職を検討してみてください。

転職エージェントサービスでは、自分に合った求人を提供してくれますよ。転職活動に不安があってもサポートがしっかりしているので、安心して任せられるでしょう。

ぜひお気軽に活用してみてくださいね。

この記事の著者
Marino
就活・転職専門ライター
就職活動・転職活動専門のライター。月間30本程度の記事執筆を担当しています。自分自身の転職経験から「もっとスムーズに、自分らしい転職活動はできないか?」と考え、就職・転職専門ライターに。就職・転職する人たちの不安解消をモットーに、役立つ情報を発信しています。
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