多様化するワークスタイル。副業やリモートワークを選択肢に入れた新しい働き方

働き方
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「良い大学を出て、良い会社に入って、定年まで働く」。今やそんな人生を送る人はずいぶん減ったのではないでしょうか。終身雇用を前提とした働き方が少なくなり、今の時代は働き方も仕事観も多様化していると言えます。

そういった多様性を支えているのが、副業やリモートワークといった新しい働き方です。今回は副業やリモートワークを選択肢に入れた働き方について、キャリアカウンセラーの方にお話を伺いご紹介していきます。

副業やリモートワークを駆使してライフスタイルに合った働き方を

一昔前は、働き方を変えようと思うと、転職か脱サラして独立するくらいしか選択肢がありませんでした。しかし今はそこまでしなくても、副業やリモートワーク(=「会社に出勤せず自宅やカフェなどで働くスタイル」)を上手く利用すれば、働き方を改善できる場合が増えています。

例えば、現状の仕事では収入面に不安がある場合でも、すぐに転職などを考えなくても副業することで収入を増やすことができます。本業でプログラミングや翻訳といった専門性の高い仕事をしているなら、そのスキルを使って週末にお金を稼ぐことも可能でしょう。

もし、副業のほうが安定して仕事を得られるのであれば、その後、転職や独立を考えてもいいかもしれません。デザイナーなどの業種ではこういった流れで独立される方も一定数いらっしゃいます。

また、育児や介護といった家庭の事情で仕事を続けられない場合でも、リモートワークが認められれば働き続けることが可能な場合もあります。通勤の必要がないリモートワークなら、家を空けられない人も仕事を続けやすいです。

例えば、「突然の介護で仕事をどうするか迷っている」という場合でも、仕事を辞めて介護のみの生活を選ぶ前に、リモートワークができる仕事を検討してみてもよいかもしれません。また、出産や育児で退職した場合は再就職するハードルが高くなりがちですが、自宅でパソコンを使ってできる事務職やライティング職であれば、育児をしながら自分に合ったペースで働けるケースも多いでしょう。

 

転職や起業へのステップアップとしての副業

副業をする目的は人によってさまざまですが、大きくわけると下の3つの目的が多いのではないでしょうか。

①現状より収入を増やしたい

②異業種へのチャレンジを見据えている(副業を本業にしたい)

③週末起業(軌道に乗れば本格的に独立)

「現状より収入を増やしたい」は、以前から副業の目的として最もスタンダードなものだったと思います。②と③は転職や起業を前提としている分、①に比べて新しいやり方と言えるでしょう。

副業は収入を増やすための手段だけに留まらず、転職や起業までのステップアップとしても有効です。副業であれば、本業という保険がある分チャレンジもしやすく、失敗してもフォローがしやすいと言えます。上手く軌道に乗ればそちらを本業にすればいいですし、あまり調子が良くなければ辞めてしまうことも比較的簡単です。

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