ひきこもりになる前に|その定義と原因&超私的な脱出策

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 意外と身近。外出していてもひきこもり?

「私ってひきこもりなのかな?」と思われている方。ひきこもりには下記の通り一応定義がなされています。

”仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6ヶ月以上続けて自宅に引きこもっている状態”

〈出典:厚生労働省ホームページより〉

なお、広義には以下の項目に当てはまる人も該当します。

・趣味の用事のときだけ外出する

・近所のコンビニなどには出かける

・自室からは出るが、家からは出ない

・自室からほとんど出ない

〈出典:内閣府-生活状況に関する調査 (平成30年度)より〉

テレビドラマからの影響か、自室から出ず食事もドアの前まで運んでもらっているような人をいわゆる「ひきこもり」としてイメージしがちですが、外出していたとしても広義にはひきこもりといえるのです。

なお、2016年9月に内閣府が公表した調査結果によれば、ひきこもり経験者は25-29歳で11.6%と、10人に1人を超えています。また、ひきこもり状態の46人にきっかけを聞いたところ(複数回答)、もっとも多いのが「退職したこと」の23人、ついで「人間関係がうまくいかなかったこと」の10人、「職場になじめなかったこと」の9人といかに仕事の問題が与える影響が大きいかを物語っています。

例えば、中年者については、リストラされ次の働き先を探すも年齢のせいでなかなか就職先が見つからずひきこもりになるケース。60代以降になると、今まで仕事一筋で頑張ってきたけれど定年退職以降は毎日何をしたらいいか分からなくなり、ひきこもりになるケースが考えられます。

若者については、パワハラや人間関係、挫折経験などによって退職をすることが考えられます。こうした場合は次の職場も見つからないまま、なかば逃げるかたちで辞めてしまうためにひきこもりにつながりやすいです。

 私ってひきこもりかな?と感じたら・・・

かくいう筆者もひきこもり予備軍でした。無職期間がしばらく続いた時期があり自室にこもりがちでした。昼間は近所の人の目が気になって、家の近くを歩き回ることが億劫になっていました。J-POPを聴いていると「切ない夜」などという歌詞をよく耳にしますが、ひきこもり予備軍にとってそれはウソだということが分かりました。当時の私にとっては、「いやいや昼の方が切ない。ずっと夜でいい」と思っていました。というのも夜は、多くの人が仕事を終えている時間帯なので、近所を出歩いても周りの目が気にならなかったからです。

そんな筆者ですが、好運なことに完全なひきこもりにはならずにすみました。何もすることがない状態で家の中にいると、それだけで憂鬱な気分になってきます。そんな状態から、精神的に参ってしまわないためにどうしていたか?筆者が取り組んでいたことを紹介します。

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