現在、日本の風俗嬢の数は約30万人と言われています(※)。性風俗を仕事にしている理由は人それぞれですが、どういった理由で風俗嬢を始めたかに関わらず、多くの風俗嬢が頭を悩ますのが「風俗嬢を辞めたあとにどうやって働くか」「どうやって昼間の一般的な仕事(風俗業界でいうところの昼職)に転職するか」という問題です。
(※出典……『夜の経済学』著:飯田泰之、荻上チキ 出版元:扶桑社)
昼職に転職できない風俗嬢。どのようにセカンドキャリア問題を解決すればいいの?
そこで今回は風俗嬢が「セカンドキャリアに悩んだ時にどうすればいいのか」という問題について、「LINEでキャリアの相談ができるオンラインサービス・CHOICE!」を開発した株式会社Compassのキャリアカウンセラーの方にお話を伺ってきました。
「職歴に書けない」「昼職とのギャップ」風俗嬢のセカンドキャリアを阻むハードル
実は風俗嬢はそれほど長く続けられる仕事ではありません。その大きな理由として、客側のニーズから若い女性のほうが人気を得やすい、体力的にきつい仕事であるという2つが挙げられます。指名が取れない風俗嬢の場合、ある程度の年齢に達すると受け取れる報酬が下がってしまうこともあります。
当然、昼職へ転職を考える方もいらっしゃいますが、ここで問題になるのは「風俗嬢」が職歴としてほとんどマイナスにしかならないということです。風俗嬢に対する世間の偏見は強く、それが風俗嬢のキャリアを阻んでしまうのです。
また一般的な昼職に比べ、風俗業界の価値観は特殊です。風俗嬢しか仕事経験がない方や風俗嬢だった期間が長い方は、昼職とのギャップに馴染めない場合も出てきます。
例えば、風俗業界では一日に稼げる額が大きいため、それに慣れて金銭感覚が麻痺してしまうことがあります。知らぬ間に浪費癖がついて、昼職の給料では生活が安定させられないという場合もあるのです。
身近な相談先がなく、人材サービスでは「風俗嬢」というキャリアを考慮したサポートは望みにくい
さらに、相談先が少ないことも大きな問題です。風俗嬢からの転職を考えても、仕事柄、家族や友人などに簡単には相談できません。かと言って、前述の職歴の問題や昼職とのギャップの問題を自分一人で解決するのは非常に困難です。
そうなると、大手人材サービスや転職サイトなどを頼ることが多くなりますが、ここでも注意点があります。それは、大手人材サービスなどでは「風俗嬢」というキャリアを考慮したサポートをしてくれることが少ないという点です。
キャリアカウンセラーや風俗嬢のキャリアに関する知識を持っているスタッフが対応してくれるということは少なく、その結果、安易に接客業などにマッチングされてしまうケースが起きがちです。
また、人材サービスや転職サイトの場合、転職が成功した時点でサポートも終了することが多いため、「実際に働いてみたら新しい悩みが出てきた」というような場合に相談することができません。その結果、昼職に転職したもののギャップが埋められず、風俗業界にまた戻ってしまうというケースも起きやすいのです。
もちろん、人材サービスや転職サイトを使って無事転職できるというケースもありますが、あまり細かいサポートは期待できないという点は覚えておいた方が良いでしょう。
LINEで使えるキャリアカウンセリングサービス「CHOICE!」なら、専門家に細かく相談可能
そこで提案したいのが、キャリアカウンセリングへの相談です。キャリアカウンセリングでは、相談者からのヒアリングを通して価値観や能力、適正などを探り、その人にあったキャリア支援をおこないます。「どういう仕事にやりがいを感じるのか」「どんな仕事に向いているのか」を明確にし、適した仕事に就けるよう手助けをするのがキャリアカウンセラーの役割です。
風俗嬢からの転職といった事情が複雑なケースでも、じっくりとお話を伺ってセカンドキャリアを考えるお手伝いをしていきます。
ただ、キャリアカウンセリングにハードルを感じる方や、時間的にそうした窓口まで行けないという方もいらっしゃるかもしれません。
そこでおすすめしたいのが、LINEでキャリアカウンセリングが受けられるサービス「CHOICE!」です。
このサービスを使えば、LINEでいつでも、どこでも、どういった職業の方でも気軽に相談をすることができます。「CHOICE!」は24時間利用することができ、チャットでの相談も可能です。国家資格を持ったキャリアカウンセラーが無料で相談に応じてくれます。
❇️相談はこちらから▶︎▷▶︎https://choice-career.com/add_friend.html
(LINEに遷移します)
・風俗嬢から昼職に転職を考えている
・履歴書に“風俗嬢”と書けず困っている
・今後のキャリアに不安を感じている
・採用されやすくなる面接の受け方を知りたい
・自分の能力が活かせる仕事を見つけたい
例えば上記のような、風俗嬢の方のキャリアに関する悩みももちろん相談可能です。
もしも転職に失敗しても落ち込まなくて大丈夫
また、転職しても夜職に戻ってしまうといった悩みについても、キャリアカウンセリングなら相談可能です。キャリアカウンセリングは「転職したからサポート終了」ではないので、昼職が軌道に乗るまで相談を続けることもできます。
転職が成功したとしても、何らかの理由で昼職が続けられなくなり、夜職に戻ってしまう人も少なくありません。夜職に慣れている人にとって、昼職に慣れるのはそれほど簡単ではないからです。
中には「キャリアカウンセリングを利用して就職したのに辞めてしまった」ということを気にしてキャリアカウンセリングを使わなくなる方もいらっしゃいますが、キャリアカウンセラーはそうした事情も受け止めてくれます。
もう一度転職を考えるなら、そういったことは気にせずに、また気軽にキャリアカウンセリングを使っていただきたいです。
風俗業界からの転職に限らず、なかなか合う仕事が見つからなかったり、転職を繰り返したりというのは、多くの人が経験することです。もしも失敗しても「自分はやっぱり夜職しかできないんだ」などと落ち込まず、「ちゃんと自分はセカンドキャリアへ進んでいる」と前向きに考えるようにしましょう。
さいごに
今回は風俗嬢の転職についてご紹介させていただきました。風俗嬢という職業は、世の中の偏見もあり、昼職とギャップも大きいため、他人には働いていること自体を言いにくいものです。
そのため転職や将来に悩んだ時にも相談する相手がおらず、困るケースが少なくありません。そういった時に、キャリアカウンセリングは心強い味方となってくれます。是非セカンドキャリアに悩んでいる人は相談してみて下さい。
※参考文献
『夜の経済学』著:飯田泰之、荻上チキ 出版元:扶桑社
『風俗嬢の見えない孤立』著:角間惇一郎 出版元:光文社