フルタイムとは?正社員やパートとの違いと切替時の注意点

働き方
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「フルタイムで働くにはどうすればいい?」「正社員やパートとの違いを知りたい」という方も少なくありません。

フルタイム勤務とは、8時間勤務をすることを指します。短時間労働からフルタイムパートへ切り替える場合は以下は、以下の2つの注意点があります。

  • 年収130万円を超えると扶養から外れて手取りが減る
  • 時間的・体力的な負担が増える

本記事では、フルタイムについてや正社員との違い、切り替え時の注意点を解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

フルタイム勤務とは会社の所定労働時間通りに働くこと

フルタイムとは、正社員と同じ所定労働時間で働くことをいいます。

フルタイム勤務の条件は以下の通りです。

  • フルタイムとは8時間勤務のことを指す
  • 休憩時間は45分〜1時間が多い

フルタイムとは8時間勤務のことを指すことが多い

フルタイム勤務とは、おおよその企業で8時間勤務することです。会社の勤務時間が9〜18時までとした場合、9〜18時がフルタイム勤務時間となります。

契約社員やアルバイトといった非正規労働者も、割り当てられた労働時間が8時間であれば、フルタイム勤務ということです。

フルタイム勤務は一般的な労働条件の一つであり、これに基づいて給与や福利厚生が提供されますよ。

休憩時間は45分〜1時間が多い

フルタイム勤務の場合の休憩時間は、労働基準法第34条により決まっています

勤務時間については以下の表の通りです。

労働時間休憩時間
6時間以上8時間未満少なくとも45分
8時間以上少なくとも1時間

自身の働いている時間と休憩時間を比較し、これらの規定に適しているか確認することは、健康や労働条件の観点から重要といえます。

もし疑問があれば、雇用主や人事担当者に相談するか、労働基準法に基づいた専門家に相談することがおすすめですよ。

出典:厚生労働省「労働時間・休憩・休日関係

フルタイムのパートとは所定労働時間を時給制で働くこと

フルタイムのパート勤務とは、所定労働時間の中で時給制で働くことです。

所定労働時間とは、雇用契約や法令で定められた、労働者が働くべき基本的な時間帯を指します。

例えば、1日8時間、週40時間が所定労働時間です。フルタイムパートの場合は、その時間帯で時給制で8時間は働くことを指しますよ。

それを超える労働には、残業手当が発生することがあります。

出典:厚生労働省「労働時間・休日

正社員と違い業務内容が限られている

フルタイムパートの場合、正社員と違い業務内容が限られている場合が多いです。

フルタイムパートの労働契約は、正社員と比較して労働時間や業務範囲が短縮されています。正社員と比べて、責任のある業務は任せられることが少ないようです。

一般的に、正社員が広範かつ多岐にわたる業務や責務を担当します。対して、フルタイムパートは限られた業務やプロジェクトに焦点を当てた業務をすることが多いですよ。

パートだとボーナスや福利厚生が対象外になるケースが多い

フルタイム勤務でも、パートとだとボーナスや福利厚生の対象外になるケースが多いことも。

パートタイムの従業員は、正社員と比較してボーナスや福利厚生の対象から外れることが一般的です。これは、雇用契約の形態や労働条件の違いに起因しています。

パートタイムの従業員に対しては、労働契約が短期的であるため、ボーナスが支給されないことがよくあります。

福利厚生は、健康保険、厚生年金、雇用保険などの社会保障や企業が提供する福祉施設などを指します。これらの福利厚生は通常、正社員に提供されますが、パートタイムの従業員には限定的なものが多い傾向です。

短時間勤務からフルタイムに切り替える際の注意点

短時間勤務からフルタイム勤務に切り替える際の注意点は、以下の2つです。

  • 年収130万円を超えると、扶養から外れて手取りが減る可能性がある
  • 時間的・体力的な負担が増えるので、家事育児の分担について話し合う

年収130万円を超えると、扶養から外れて手取りが減る可能性がある

年収が130万円を超えると、家族の扶養から外れ、手取り収入が減少することも。

これは、「130万円の壁」といわれています。年収130万円以上働くと、配偶者の健康保険や厚生年金保険の被扶養者から外れてしまいます。

外れてしまうと、自分自身で年金・健康保険の保険料支払いをしなければいけません。そうすることで、月々の手取りが、年金や保険料の支払いにより減ってしまいます。

扶養内で働いていた場合、扶養から外れてしまうと扶養手当や家族手当がでないので注意が必要です。扶養手当や家族手当は、労働者が家族を養うために支給される手当の一種のことです。

出典:厚生労働省「年収の壁・支援強化パッケージ」について

時間的・体力的な負担が増えるので、家事育児の分担について話し合う

短時間勤務からフルタイム勤務への切り替えは、労働時間が増えることから、個人の時間的および体力的な負担が大きくなります

この変化により、家庭内での家事や育児に費やす時間が減る可能性があります。そのため、家族とのコミュニケーションや協力が重要となります。

仕事の増加により、家事や育児に費やす時間が限られる場合、家族と協力してタスクの効率的な分担やスケジュールの調整を検討してみてくださいね。

まとめ

フルタイム勤務とは、正社員と同じ所定労働日数と同じ所定労働時間で働くことです。フルタイムとは8時間勤務のことを指し、休憩時間は45分〜1時間のことが多いですよ。

フルタイムパート勤務の場合も同様で、所定労働時間の8時間で働くことをいいます。正社員と違うのは、業務内容が限られてくることも。ボーナスや福利厚生がない場合もあります。

フルタイムで働く場合、年収が130万円以上になるかどうかをチェックしてみてください。130万円を超える場合は、配偶者の扶養から外れるので注意が必要ですよ。

今までもらっていた扶養手当や家族手当がもらえないこともあるので、把握しておくことが必要です。

この記事の著者
Marino
就活・転職専門ライター
就職活動・転職活動専門のライター。月間30本程度の記事執筆を担当しています。自分自身の転職経験から「もっとスムーズに、自分らしい転職活動はできないか?」と考え、就職・転職専門ライターに。就職・転職する人たちの不安解消をモットーに、役立つ情報を発信しています。
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