中卒から高卒認定→大学入学において心得ておきたいチェックリスト

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中卒という肩書きで、この先もずっと働き続けられるのか?この先もしも失業してしまったら、中卒で入れる転職先はないんじゃないか?

こうなると頭をよぎるのは、中卒からの大学入学という選択。

「猛勉強して大学へ行くべき?」

 

それとも・・

 

「このまま中卒という肩書きと最後まで向き合って生きていくべきか?」

この判断はとても難しいかと思います。そこで今回は、中卒から大学入学を検討されている方に、その判断の一助となるようなチェックリストをあげていきます。

 高卒認定≠高卒

高卒認定試験に合格したからといって、最終学歴が「高卒」になるわけではありません。高卒認定の役割は、基本的には大学の「受験資格」を得られることです。

したがって、中卒から大学入学を目指す方がいれば、高卒認定試験〜大学入試は1セットとして考えておきましょう。「とりあえず高卒認定だけでも取得しておこう。大学入試を受けるかどうかは、高認が取れた時に決めよう」などという考え方は、おすすめできません。「高卒という肩書きだけでもほしい」と思って高卒認定試験を取得したとしても、結局大学に行かないのであれば、「中卒」という肩書きのままです。

 新卒採用に年齢制限を設定している企業がある

中卒から大学へ行くとして、注意しておきたいのは、大学卒業予定時の年齢です。近年、新卒採用に「30歳まで」という年齢制限を設ける企業が出てきています。


出典:広がる「30歳まで新卒」、その可能性とリスク/東洋経済オンライン

したがって念のため「高卒認定取得にかかる時間」「大学受験にかかる時間」「入学から卒業までの4年」を逆算しておいてもいいかもしれません。

ただ卒業予定年齢が30歳以内だとしても、ストレートで卒業する人たちと比べて年齢が上になる場合には、多少のハンデや偏見に晒されうる可能性は自覚しておいたほうがいいかもしれません。

 生涯賃金の差

「大卒という肩書きを数百万円(入学費や授業料など)をかけて買う」というとどこかコスパが悪いように聞こえてしまいます。しかし、中卒と大卒の生涯賃金を単純比較すると1億円近くにまで広がります。

*男性の学歴別生涯賃金(退職金含む)

大卒=約2億8650万円

中卒=約1億9770万円
出典:「学歴なんて関係ない」の真実 生涯賃金これだけ違う/マネー研究所 身近なマネー研究所

正社員として働けない大学在学中の4年間の年収を差し引いたとしても、(あくまで統計的な数字にはなりますが)十分ペイできるという考え方も成立するかと思います。

 大学のコスパを決めるのは、あなた次第

また「大学の授業料は高い」とはよく言われたものですが、社会人として何かを学ぶとなればそれはそれでお金がかかります。大学の1回あたりの授業は大体数千円と言われています。一方で、例えば宣伝会議が主催するコピーライター養成講座となると受講料が16万円で講義回数が40回なので、1コマあたり4000円になります。大学の授業と同じくらいか社会人のこうしたセミナーの方が高くつく場合もあるのでしょう。

*大学の講義と社会人向けの講義のコスト比較

・大学の授業料=1講義あたり数千円(公立や私立・文理によって異なる)

・(例)コピーライター養成講座=1講義あたり4000円

また大学では、自分の好きな授業を選択できたり、やる気さえあれば教授と1対1のアポを取ることも可能でしょう。つまり完全定額制で、その道の権威たちと会いたい放題なわけです。社会人が急に教授に教えを請うてもまともに取り合ってくれないでしょうが、学生という立場であれば教授も可愛がってくれる可能性が高いです。

これは学生の特権と言えるでしょう。こうしてエネルギッシュな学生生活を送ると考えたら、数百万円のコストに対するパフォーマンスは飛躍的に上がるはずです。

 将来不安は、大卒という肩書きを得ることでなくなるのか

あなたは「もしも将来失業してしまったら、中卒では転職できないかもしれない」。こう不安に思っているのかもしれません。確かに、大卒以上しか受けられない求人は多くあるので、大卒という肩書きが選択肢を広げてくれるのは確かでしょう。

ただ、大卒という肩書きを手に入れたからといって、不安自体がなくなるわけではなりません。大卒であっても、この時代においては大きな保険・保証にはなり得ないからです。

また、大学では、勉強は教えてくれても世渡り術は教えてくれません。

中卒だとしても、いろんな人と絆を深められる人は、たとえ失業に追い込まれても拾ってくれる人がきっといるでしょう。こうした実社会でのサバイバル術は、大学では教えてくれません。

 「中卒のままか大学へ行くべきか」この記事を読んで余計に迷ってしまった方は

「大学のコスパを決めるのはあなた次第」「大卒という肩書きを手に入れても不安はつきまとう」などと言われると荷が重いというか、この記事を読むことでかえって「大学に行くべきか否か」余計に悩んでしまった方もおられるかもしれません。

ただ、大学に行くか行かないかは、誰か他人が決めることではなく、やはりあなたが決めることです。未来の自分が後悔しないためにも、今のうちにとことん自分と向き合う時間を作りましょう。

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