高卒認定試験の受験料金や難易度、申し込み方、日程、受験資格などについて詳しく解説しています。高卒認定試験について興味がある方はぜひ参考にして下さい。
そもそも高卒認定試験とは?
高等学校卒業認定試験の略です。高校を卒業できなかった方たちの学習成果を測り、高校を卒業したものと同等以上の学力があるかどうかを認定するための試験です。合格者には大学、短大、専門学校の受験資格が与えられたり、就職資格試験に活用できたり、様々なメリットがあります。
それでは具体的な高卒認定試験についての解説をしていきます
受験資格は「試験の翌年の3月31日までに満16歳以上」になること
高卒認定試験の受験資格は、受験する試験の翌年の3月31日までに満16歳以上になるということです。中学校を卒業していなくても受験することができ、高卒認定試験に合格すれば、中学校卒業程度認定試験にも合格したとみなされます。
試験日程や時間割は文部科学省のページから確認できる
高卒認定資格は文部科学省が管理している試験です。試験日程や時間割は文部科学省のページから確認してください。平成30年の試験日程と時間割はこのリンク先から確認することができます。
試験はどの都道府県でも開催されている
受験することができる会場は、文部科学省のページから確認してください。どの都道府県でも開催されており、本籍地や住居に関わらず会場の選択は自由に行うことができます。
どうやって申し込めばいいの?
まずは受験案内を入手しましょう。
案内の資料だけでなく、出願書類などの大切な書類なども同封されています。受験案内を入手しないと必要な書類が手に入らないので、注意しましょう。入手方法は次の3つがあります。
直接取りに行く
インターネットから請求する
電話で請求する
①については各都道府県教育委員会および各都道府県の指定された配布場所で配布しています。都道府県によっては各市町村で配布している場合があるので、各都道府県委員会に問い合わせてください。
②については文部科学省が指定したリンクから登録して、請求してください。
③についても文部科学省のページから確認してください。
文部科学省のリンク:http://www.mext.go.jp
必要な書類を記入し、願書の出し忘れのないように気を付けてください。
どれくらいの難易度?合格率は30~40%程度
高卒認定試験の難易度は基礎学力を判定するレベルの試験です。
中学生~高校1年生くらいの学習内容から出題され、合格率は30~40%程度と言われています。合格率を見れば難しい試験と感じるかもしれませんが、基礎的な内容をしっかりと固めれば合格することができる難易度といえる試験です。偏差値で言うと、およそ35~45と言われており、過去問演習を通して、しっかりと自分の実力を判定することが大切です。
さらに一度で全科目合格する必要がなく、一度合格した科目は次回の試験では免除されます。時間をかけて、しっかりと取り組めば合格する可能性が高いと言えます。
受験料金はいくら?4,500円~8,500円
7科目以上を受験すれば8,500円、4科目~6科目なら6,500円、1科目~3科目なら4,500円です。一度にたくさん受験すればするほど一科目あたりの受験料金が低くなります。受験料金は現金払いではなく、願書に収入印紙を貼り付けるので、前もって収入印紙を準備しておきましょう。
高卒認定資格を早く取得したい方は、一度にたくさんの科目を受けることをオススメしますが、受験料金を安く抑えたい場合は、しっかりと合格する科目だけを受験することがオススメです。
また願書を提出し、受験料を支払ってしまうと、どのような事情があっても受験料金は返ってこないので、注意してください。
合格する方法
高卒認定試験に合格するためには、努力することと正しい勉強をすることが大切です。
独学で勉強する
試験の内容やレベルを分析して、それに適した参考書や問題集を自分で選び、勉強していく必要があります。一人で勉強していたら、どこかで行き詰まるかもしれません。そんなときに気軽に質問することができる環境を作っておくのが、独学をうまくやる上で大切なことです。
塾や予備校に通う
自分で勉強のやり方を確立できず、アドバイスを常にもらいたい人にオススメです。塾に通うと費用がかかるので、塾選びはよく調べて行うことが大切です。また高卒認定試験対策コースのような塾もあるので、そのようなところに通うのも一つの手かもしれません。
合格するために
この二つを意識して実行できれば、きっと合格できるはずです。
高卒認定試験に合格すれば、大学に入学するチャンスを得ることができたり、学歴での制限を減らすことができたり、いいことが多いのでコツコツと努力して合格を勝ち取りましょう。