「親の介護」で知っておきたい6つのこと〜誰にも言わずに仕事を辞めるあなたへ〜

ライフスタイル・悩み
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3.普段から「介護」について話し合おう

親と離れている方はいざとなれば施設に入って貰えば、と安易に考えがちな傾向にあります。周囲の話を鵜呑みにして、漠然とそう思っているかもしれません。果たしてそう簡単にいくでしょうか?

親戚や兄弟、パートナーといつか迎える未来について話し合うこと、価値観を擦り合わせていくことは最も重要な準備と言えます。

遺言や、遺産について話しあう人はいても、介護の方法や手段について真剣に話しあう人はとても少ないのです。話しあうことで絆を深め、いざとなった時に慌てないようにしておきましょう。勝手に当てにしたり、されたり、決めつけていると兄弟やパートナーと揉め事を起こしてしまう原因にもなりかねません。

4.大切なのは「介護の中身」を知っておくこと

漠然と介護を不安に思うより、「介護の中身」を知っておくと、いざという時とてもスムーズです。介護といっても中身は様々です。

身体介護なのか認知症サポートなのか、両方なのか。これらのサポートはそれぞれ異なるものなのです。

身体介護なら、体力面が必要な介護になることが予想されますし、認知症サポートならば、心理的な負担が大きくなったり、専門的な知識が必要になったりする可能性があります。

どちらであっても介護認定を受けると色々なサービスを受けることができるようになります。介護認定を受けるために少しでも早く、専門家に相談をしてみましょう。

 

5.自分の「働き方」も見直す必要がある

ある日突然職場に緊急電話がかかってきたら…。あなたはどうしたらよいでしょうか。

まずは病院に駆けつけることでしょう。

病名や症状が伝えられ、病状が落ち着いたら、じっくりとリハビリできる病院を探さないとなりません。運びこまれた病院では3ヶ月程度しか入院できないことが多いのです。意外と知られていませんが、入院には日数制限があるのです。

ここで初めて大きな問題に直面します。すぐに仕事を辞めて家族のそばについていられるか、また辞めたいと思えるのか、という問題です。

理解のある職場ならパートや時短制度など雇用形態を考慮し、勤務を継続できるよう考えてくれることでしょう。でも現実は難しく、デイサービスなどを利用しても長時間は預かってくれない場合が多くみられます。仕方なく仕事を辞め、介護に専念する決断をする人も多いのです。

本当にそれで良いのかどうか、悩んでいる時間も持てず、慌てて離職することが多いのです。

その結果、収入が大幅に減り、苦しい生活に心身が追い詰められてしまうことも少なくありません

退職するかどうかで迷ったら、キャリアカウンセリングを申し込んでみるのがオススメです。どんな働き方や仕事なら続けられそうか、専門の知識を持ったカウンセラーが親身に考えてくれます。パニックしている状態でたった1人悩んで決断することは避けましょう。専門家は客観的に状況や経済的な課題を整理し、悩みを聞いてくれるのですから、積極的に活用してみましょう。

(無料キャリアカウンセリングはこちら)

病気で倒れた家族の相談は介護窓口へ、介護をする側のあなたの仕事相談はキャリアカウンセリングや市役所などの就労相談窓口へ行ってみましょう。

キャリアカウンセリングって?

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