採用担当者は趣味・特技・自己PR欄から応募者の人物像を読み取っている
趣味・特技・自己PR欄は、企業に自分の人となりを見てもらう項目になります。ここでは自分が今まで頑張ってきたことをアピールポイントにつなげて書きましょう。
例えば「趣味は登山」という場合、自分の好きなものを語って終わりにするのではなく、「登山の経験から、物事を粘り強く頑張れるようになりました」という自己アピールにつなげたほうがよいでしょう。
「読書」や「映画鑑賞」といったありきたりな趣味の場合、それを書いていいものか迷う人もいらっしゃるかもしれませんが、ありきたりな趣味であっても特に問題はありません。ただし、その場合は面接時に「最近読んだ(観た)作品は?」と質問されてもしっかり答えられるようにしておくことが大切です。
また、履歴書に書く趣味などについては、応募する企業と関係ないものでも大丈夫です。もちろん、応募する企業と関係のある趣味であればプラスの評価につながりやすいですが、関係なくてもマイナスになることはありません。採用担当者が趣味などの項目を通して見ているのは、応募者のプライベートな部分も含めた人物像なのです。
ただ、例外として専門的な職種の場合、それに関わる趣味や関心の高さが感じられないと採用側が不安に思うことはあります。例えば、ペット業界に応募した人が「動物に関する趣味がない(動物を飼ったことがない、飼いたいと思ったこともない)」「動物に関する知識や興味がない」といった場合は、応募者が業界の中でやっていけるのか採用担当者に不安視されてしまいます。
だからといって「業界に関係する趣味がないから絶対に落ちる」というわけではありませんが、採用担当者から見れば不安要素になってしまうという点だけは覚えておきましょう。
まとめ
今回と前回の記事でご紹介した履歴書の注意点を、4つにまとめてみましょう。
①書類は一次審査のようなものなので、決して軽視しないこと
②手書きかパソコンかに関わらず、内容や体裁が相手に失礼にならないかを考えること
③嘘やマニュアルに頼らず、不器用でも自分の言葉で丁寧に書くこと
④「これに関してこう聞かれたらこう答えよう」という内容を、あらかじめ考えておくこと
履歴書では自分の能力をアピールするというよりは、常識やマナーといった面を見られている部分が大きいです。無理をして立派な文章を書くのではなく、自分の言葉で丁寧に書くことを心がけましょう。
次回は面接を受ける際の注意点についてご紹介します。更新は10月3日水曜日を予定しています。今回の記事と合わせて、是非そちらもチェックしてみてくださいね。
就職ガイド(面接編):初心者向け就職ガイド|面接を受ける際の注意点と対策
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