20代でフリーターだとやばいと言われている理由は、経済的な不安定性であったり社会保証の不足であったりがあげられます。
この記事では、フリーターの20代が注意すべきポイントや、好きなことを続ける期限について解説しています。
同時に、将来的な安定を求めて正社員を目指す方法も紹介していますので、好きなことを追求しつつ、キャリアを築くための具体的なステップを見つけてみてくださいね。
20代のフリーター生活ってどう?続けても大丈夫?
20代でフリーターの場合、生活するうえで以下のことを意識してみてください。
- 20代独身であれば、好きなことをやれるチャンス
- 月収15万円以上あれば生活できる
- 正社員になるなら30代前半までに就職しよう
1つずつ解説していきます。
①20代独身であれば、好きなことをやれるチャンス
20代独身であれば、フリーターとして働くことで、異なる職種や業界を経験するチャンスが増え、自分の興味や得意分野を見つけられる場合も。
新しいスキルや趣味に挑戦するための時間が十分に確保でき、自分の将来の方向性を模索するのに適しているでしょう。
ただし、これがいつまでも続くとは限りませんので、将来のためにも様々な経験を積んでおくことが重要です。
②月収15万円以上あれば生活できる
20代独身でフリーターの場合、月収15万円以上あれば生活できるでしょう。
家賃を6万円としたときの、20代一人暮らしの生活費の内訳例です。
家賃 | 6万円 |
食費 | 2万円 |
外食費 | 2万円 |
光熱費 | 1万円 |
スマホ・通信費 | 5千円 |
保険代 | 5千円 |
雑費(日用品など) | 1万円 |
パーソナルケア(衣服、美容など) | 1万円 |
小遣い | 1万円 |
合計 | 15万円 |
最低限に暮らした場合の金額なので、15万円以上の収入があれば少し余裕を持って生活できますよ。
ただし、この収入水準は最低限の生活費をカバーするものであり、将来の不測の事態や目標に向けて十分な貯金や投資をする余裕は生まれません。
月収だけでなく、収入源やキャリアの将来性も考慮するのが大切です。
③正社員になるなら30代前半までに就職しよう
正社員を目指す場合、将来的なキャリアの基盤を固めるためにも、30代前半までに正社員としての経験を積むのが望ましいでしょう。
なぜなら、30代前半までに正社員としての職歴があると、キャリアの中でのステップアップやスキルの向上が期待できるからです。
また、将来的な家庭の構築や責任の増加に備え、安定性のある雇用形態が有利となることも。
しかし、無理な転職や選択肢の制限は、将来的な成功に悪影響を与える可能性があります。バランスを取りつつ、適切なタイミングでの正社員転職を目指しましょう。
フリーターをいつまでも続けた場合の末路は?
フリーターを続けた場合の末路は、以下が例としてあげられます。
- 収入が上がらず不安定なため、家庭を築きにくい
- 社会保険完備でないなど、常に将来の生活に不安が付きまとう
- 定年を迎えても働かないければいけない
それぞれ解説していきます。
①収入が上がらず不安定なため、家庭を築きにくい
フリーターをいつまでも続けることのデメリットは、収入の不安定性と上昇の見込みの少なさです。
アルバイトや一時的な仕事が中心の生活では、経済的な不安がつきまとうため、安定した生計を築くのが難しくなります。
この状況が続くと、将来の家庭を築く際に経済的な基盤が不足してしまい、パートナーや子供との生活に制約が生まれる可能性も。
将来を見据えた計画やキャリアの選択が必要になってきます。収入の面でも安定性を確保するのが家庭を築く上での大きな課題です。
②社会保険完備でないなど、常に生活に不安が付きまとう
フリーターの場合、社会保険完備でないなど、常に生活に不安が付きまとうというデメリットもあります。
フリーターの場合、正社員と比べて社会保険の適用が限られている場合があります。福祉制度の保障が十分でない場合も少なくありません。
このため、病気や怪我、災害といった予測できない状況に対する安心感が不足し、生活に不安がつきまいます。
また、将来の老後に備えるための年金や厚生年金に加入できないのも、経済的な不安を引き起こす要因に。
生活において基本的な保障が不足する状態が続くと、将来にわたるリスクマネジメントが難しくなります。
③定年を迎えても働かなければいけない
フリーターをずっと続けていると、定年を迎えても働かなければいけない場合があります。
フリーター生活を長期間続けた場合、定年を迎える際に十分な年金や退職金が得られない可能性があります。その場合、老後の生計に不安が生まれることも。
正社員としての就職が難しく、経済的に不安定な状態が続くことが懸念されます。
将来の老後に備え、定年後の生活を安心して過ごすためには、早期に安定した雇用形態を確保することが重要です。
フリーターから正社員になるメリットとは?
20代フリーターから正社員になるメリットは、以下の3つです。
- 収入アップが見込めて、生涯年収にも大きく影響する
- 社会保険・企業型DCの適用など将来設計を立てやすい
- 社会的信用を得られて、ローンを組める
1つずつ解説していきます。
①収入アップが見込めて、生涯年収にも大きく影響する
フリーターから正社員になるメリットの1つに、収入アップが見込めて、生涯年収にも大きく影響することがあげられます。具体的には1億円程度の差が生まれるとも言われています。
また正社員は、基本給やボーナスなどが支給される場合も。また、キャリアの経験やスキル向上により昇給や昇進のチャンスもあります。
収入が安定すれば、貯金や投資、将来の計画に充てる資金を確保しやすくなりますよ。
正社員としてのキャリアを重ねることで、将来的な経済的な安心感が得られるといえるでしょう。
②社会保険・企業型DCの適用など将来設計を立てやすい
正社員として働くことで、社会保険や企業型DC(企業型確定拠出年金)などの福祉制度が適用され、将来の設計が立てやすくなります。
社会保険には健康保険、厚生年金、雇用保険などが含まれ、これにより健康面や老後の生活に備えられます。
また、企業型DCは個人の年金資産を積み立て、将来のリタイアメントや予期せぬ出費に備えるための手段となります。
これらの福祉制度の適用は、フリーターの場合に比べて安心して将来を見据えることができる大きなメリットです。
③社会的信用を得られて、ローンを組める
正社員で働くと社会的信用を得られて、ローンを組めるというのもメリットの1つ。
正社員としての職歴は、銀行などからの社会的信用を得られる条件となります。そのため、住宅ローンや自動車ローンなどの融資を受ける際に有利に受けられるでしょう。
また、将来的に家庭を持つ際や起業を考える際にも、信用の高さは大きなアドバンテージとなります。
正社員のステータスは、金融機関や社会全体からの信頼を受けていると見なされるため、様々な面での経済的な利点が期待できます。
20代フリーターから正社員を目指すなら転職エージェントがおすすめ
フリーターから正社員を目指す際、転職エージェントの活用がおすすめです。
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転職のサポートを受けたいという方はぜひ活用してみてくださいね。
まとめ
20代でフリーターだとやばいといわれている理由は、経済的な不安定性や社会保障の不足などがあげられます。
フリーターから正社員になるメリットは主に、以下の3つです。
- 収入アップが見込めて、生涯年収にも大きく影響する
- 社会保険・企業型DCの適用など将来設計を立てやすい
- 社会的信用を得られて、ローンを組める
20代でフリーターの場合、自分がどのような生活をしたいかを明確にして過ごす必要があります。
どの段階で正社員になるのかを考え、メリットやデメリットを理解し転職を成功させてくださいね。