中卒で自衛隊になれるの?自衛隊になる方法とは

働き方
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自衛隊と聞くとどのような印象を持ちますか。中卒で自衛隊になろうと考える人はいることでしょう。しかし、自衛隊について、疑問や不安を感じる人も多いのではないでしょうか。
実際、「自衛隊・防衛問題に関する世論調査によると、自衛隊について約90%の国民が良い印象を持っていることが分かっています。日本では災害が多く、その度に、ニュースで目にする災害派遣の様子や、積み重ねてきた国際平和協力活動の実績が伝わった結果と言えるのではないでしょうか。
では、中卒で自衛隊に入隊したいと決意した時、どのようにして自衛隊になるのでしょうか。自衛隊になる方法について、詳しくみていきましょう。

自衛隊とは?中卒者で自衛隊を目指すには

中卒で自衛隊に入隊しようと考えた時、さまざまな不安や疑問を持つ人は多いのではないでしょうか。自衛隊が実際にどのような仕事をしているのか分かる人は少ないことでしょうか。「自衛隊になりたい」と考えたとき、「危険なことがあるのではないか」と不安に感じる人もいることでしょう。まずは、自衛隊の具体的な仕事について詳しくみていきましょう。
自衛隊と聞くと、戦争が起こればすぐに行かなければいけないのではと考える人もいるのではないでしょうか。そもそも日本は、憲法で戦争を放棄している国であり、日本が攻撃されることは、極めて低いと言われています。そのため、戦争という危険な任務にあたることは可能性は低いのですが、危険な仕事には就かないというわけではありません。自衛隊の就く仕事はやはり危険と隣合わせの仕事ではあることは間違いありません。
例えば、不審船の侵入や離島の不法占拠などニュースで耳にする人も多いのではないでしょうか。このような事象が起きた時、自衛隊は、支援する立場にあります。
また、自衛隊の主な任務としては、国の防衛、災害派遣、国際平和協力活動が挙げられます。主に、日本の領海や領空に侵入するのを防ぐために、警戒監視を行う必要があるため、日々厳しい訓練をしているのです。そのため、自衛隊の仕事を過酷、厳しいと感じる人も少なくありません。

時には、過酷な災害派遣の仕事を行うこともあり、過酷な環境で任務を遂行する必要があります。しかしながら、国民の生命と財産を守るという使命が自衛隊にあります。そのため、厳しい仕事でも、やりがいを感じる人も少なくありません。
仕事にやりがいを感じたい、役に立ちたい、体力には自信があるという人には、適しているのではないでしょうか。

中卒で自衛隊になるメリットとは

中卒で自衛隊に入っても出世しないのではないのかと考える人は多いのではないでしょうか。実際、中卒でも「18歳以上」であれば自衛隊に入隊することが可能です。そのため、学歴に関係なく、18歳以上という年齢を超えていれば、自衛隊に入隊するチャンスがあるということなのです。

なかには、中学卒業と同時に自衛隊に入りたいと考える人もいることでしょう。そんな人におすすめなのが、陸上自衛隊高等工科学校です。この学校は、学生でありながら、身分は自衛官として扱われるのです。

この学校に入隊すると、衣食住が無料であり、学費も無料です。さらに、毎月10万円の生徒手当や年2回の期末手当を支給されるため、金銭面では、大きなメリットと言えるのではないでしょうか。

実際に入隊する学生の中でも、経済的理由で入隊する人も少なくありません。しかも、入学でも倍路津も10倍以上と言われているため、この学校に入隊すれば、中卒でエリートとして出世することも夢ではありません。

中卒自衛隊でも出世できるのか

前章で高等工科学校について説明してきましたが、中卒で高等工科学校に入り、自衛隊となったとき、卒業と同時に曹候補生となります。つまり、自衛隊の中でも、専門的な教育を受けたスペシャリストとして部隊に入ることになります。

また、さらなる出世を目指したいと考える人は、自衛隊の中でも幹部を目指す「防衛大学校」や「航空学生」となるという選択肢もあります。

自衛隊は、階級社会です。幹部や指揮官暮らすになるためには、防衛大学校に入ることが一番の近道なのです。

自衛隊に入隊したいと考えている人は、将来のビジョンをたて、自衛隊に入ることを検討してみてはいかがでしょうか。

中卒で自衛隊に入隊した後の生活とは

中卒で自衛隊に入隊する場合、多くの人が高等工科学校に入学することになります。高等工科学校と聞くと、普通の高校と違いはあるのかと疑問に思う人もいるのではないでしょうか。

基本的には、高等工科学校は、全寮制となっています。そのため、3年間は、駐屯地で生活しなければいけません。敷地内には、グラウンドやプールなどの体育設備や、食堂や売店などもあり、全て揃えられています。祝日や年末年始など、外出を認められる場合もありますが、一般の高校生と比べると、普段の生活や休日も制限がある生活を強いられるため、一般の高校生とは大きく異なる生活となることでしょう。

そのため、厳しい生活に耐える覚悟は必要となってくるのではないでしょうか。

また、授業内容も一般教育の他に、専門教育や防衛基礎などを学んでいきます。そのため、一般の高校生と比べると学ぶ量も多くなり、とても大変な学生生活となるのです。

しかしながら、一般教育を学びながら、自衛官としての専門的な教育を受けることができるため、とても充実した3年間と考えることもできるのではないでしょうか。

厳しい生活のため、中卒で高等工科学校に入る場合、覚悟を持って入らなければ3年間を過ごすことは厳しいと感じてしまう人もいるのではないでしょうか。それほどに厳しく大変な学校とはなりますが、専門的な教育を受けることができるというメリットもあるため、自衛隊を志すならば、目指したいと考える学校なのです。

まとめ

さて、中卒で自衛隊になる方法について詳しくみていきましたが、いかがでしたでしょうか。「中卒で自衛隊になれるのか」と疑問に思う人も多いことでしょう。結論から言えば、中卒で自衛隊になることは可能なのです。18歳以上であれば、自衛隊に入隊することは可能なのです。また、18歳未満であっても、自衛隊に入隊する方法があります。

それは、高等工科学校に入学し、自衛官となることです。高校の自衛隊版とも言える学校のため、一般教育の他に、多くの専門教育を受けることになります。

学費も無料であり、毎月10万円程の手当が支給されることから、経済的な理由により、入学を決意する人も少なくありません。金銭面での大きなメリットと言えるのではないでしょうか。

高等工科学校に入学し、卒業すれば、自衛隊の中では、専門的な教育を受けたスペシャリストとしての地位を得ることができます。そのため、中卒であっても、自衛隊の中で出世することも可能なのです。

中卒で手当をもらいながら、勉強し、その後、防衛大学校やスペシャリストとして部隊に配属されるため、中卒でも十分に出世することができるのです。一般企業とは大きな違いと言えるのではないでしょうか。

早い段階で、自衛隊に入りたいという強い気持ちがあるならば、中卒で自衛隊に入隊することを選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。

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