アルバイトの方必見!?ピンチの時の失業給付の活用法

ライフスタイル・悩み
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突然失業してしまった時、明日からの生活さえ不安に感じてしまい途方に暮れてしまいますよね。そんな時の救済制度が失業給付です。失業給付を受給するためには様々な条件がありますが、場合によってはアルバイトの人でも受給することは可能です。

再就職までの期間、失業給付を受給できるのならば、とても助かりますよね。では、失業給付を受給するためにはどのようなことが必要なのでしょうか。受給中にアルバイトをしたいと考える人もいるでしょう。失業給付について、詳しくみていきましょう。

失業給付とは?アルバイトでも貰えるの?

失業給付を受け取りたい時、求職中に少しでも収入を得るためにアルバイトをしたいと考える人もいるのではないでしょうか。しかし、失業給付を受け取るためには、いくつかの条件があります。失業している人に向けた給付のため、アルバイトをすることはNGなのではないかと不安に思う人もいるでしょう。

そもそも、失業給付とは、正式には「雇用保険の失業等給付(失業給付)の基本手当」と言われています。会社を退職したり、リストラされたりと失業した場合、収入がなくなってしまいますよね。生活が出来なくなり、求職活動にも影響を与えてしまいます。失業給付は、生活に対する不安を解消し、求職活動ができるように、最低限の生活を保証するために給付されるお金です。

失業給付を受給するためにはハローワークで手続きをするため、管轄のハローワークを訪問する必要があります。失業給付の支給日数を「所定給付日数」と言います。給付日数は、本人の年齢や雇用保険の被保険者であった期間、離職理由等により異なります。支給額は、それぞれの基本手当の日額により異なります。

失業給付は、失業した人の救済制度なのです。失業給付の仕組みを理解し、有効に活用しましょう。

アルバイトの失業給付の手続き方法や注意点とは

失業中で、新しい仕事が見つかるまで失業給付を受け取りたいと考える人は少なくありません。しかし、具体的な受給方法を知っている人は少ないでしょう。「アルバイトをしていると受給できないのか」「手続きには何が必要なのか」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。

失業給付の手続きには、まず、住居を管轄するハローワークを訪問する必要があります。手続きには、勤めていた会社から受け取る離職票、マイナンバーカード、本人確認書類、印鑑などが必要となるため、ハローワーク訪問前にしっかりと調べて準備していきましょう。

ハローワークでは、失業給付の受給要件を満たしていることを確認します。失業給付には、待機期間が設けられています。待機期間は、離職理由に関わらず、申し込みをすれば一律で適用される期間を指しています。待機期間は7日間です。この期間は失業給付を受給することはできません。

失業給付の受給が決まった場合、受給期間は、原則1年間と定められています。受給期間を過ぎると、受給はできなくなります。

失業給付の受給が決定される時、注意すべき点があります。雇用保険の被保険者となっている期間です。労働時間が20時間以上であり、31日以上の雇用見込みがあるかどうかを判断されます。この条件をクリアしていなければ、受給とはならないため、注意が必要です。また、契約期間が7日以上であり、労働時間20時間以上、かつ週の就労日が4日以上である場合に限られます。失業給付の受給を検討している時は、自分自身が当てはまっているかどうか、管轄のハローワークで確認することが可能です。受給申し込み前に、確認してみましょう。

失業給付中でもアルバイトはできるのか?

失業給付の受給が決まった時、働いてはいけないのか、アルバイトもいけないのかと疑問に思う人もいるでしょう。ハローワークにおいて、失業保険の受給が決定した日から7日間の待機期間はアルバイトをしてはいけません。待機時間は、必ず失業状態でなければいけないのです。アルバイト等のほんのわずかな収入でも、待機期間中に得た場合は、待機期間が延長となってしまいます。そのため、この期間だけは、アルバイトは絶対にやめましょう。

しかし、失業給付を受給中は、アルバイトをずっとしてはいけないわけではありません。アルバイトをしてもよい期間が定められています。まずは、求職申し込み前です。ハローワークに初めて訪れた時、必ず求職の申し込みを行います。その求職申し込み前であれば、離職後アルバイトをしても問題ありません。離職後、アルバイトをしてしまったため、失業給付が受給できないと諦める必要はありません。

また、給付制限期間中もアルバイトが可能です。離職理由が自己都合の場合、待機期間後さらに3ヶ月間は給付制限期間が設けられています。3ヶ月は長い期間となるため、この期間アルバイトもしてはいけないとなると、生活が困窮してしまいますよね。そのため、アルバイトが認められています。ただし、「就職」と見なされてしまうと受給できなくなってしまうため、仕事選びの際は、注意が必要です。

では、就職と判断されてしまうケースとはどのような場合なのでしょうか。それは、アルバイトであっても可能性はあります。雇用保険の加入条件が関係しています。1週間の所定労働時間が20時間以上の場合、及び31日以上の雇用が見込まれる場合とされています。つまり、アルバイトをする時に注意してほしい点は、週に20時間以上働かないことです。必ず20時間未満の勤務にしましょう。

また、失業給付を受給中のアルバイトは、失業給付の減額や先送りとなる可能性があります。しかし、給付制限期間中のアルバイトには、そのような制限は適用されないため、安心してください。

失業給付を受給中でもアルバイトは可能です。ただし、失業認定申告書を提出する必要があります。基本的には、1日4時間以上の労働は、就職または就労と見なされます。1日4時間未満の労働の場合、内職または手伝いと見なされます。1日4時間以上の勤務をした場合、1日分の失業給付が先送りになります。アルバイトの場合、就職したと見なされると支給はされないのです。

その判断は、それぞれのハローワークの判断に委ねられる場合が多くなります。アルバイトを検討している人は、ハローワークに相談しましょう。

給付制限期間中のアルバイトを検討している人は、アルバイトの契約期間を明確にする必要があります。勤務先に雇入通知書を記載してもらうようにしましょう。

まとめ

さて、失業給付について詳しくみていきましたが、いかがでしたでしょうか。失業給付中でもアルバイトをすることはできます。しかし、働いている時間や日数により、就職と見なされてしまう可能性もあります。失業給付中にアルバイトを検討している人は、管轄のハローワークに事前に相談し、アルバイトをするかどうか検討しましょう。

失業給付は、失業中の人が再就職しやすいように救済する制度です。再就職をする意思があることが前提です。失業給付を検討している人は、再就職に向けた就職活動についても、しっかりと考えていきましょう。

失業給付をうまく活用し、生活に困窮せずに、再就職先を見つけられるように努めていきましょう。

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