仕事の悩みはすぐには消えない。じゃあキャリア相談を受ける意味って?

転職・就活
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 キャリア相談を受けて何が変わるのか?

キャリア相談を受ける前と後とで何が変わるのか?と懐疑的に思う方はいるでしょう。さらに言えば、こんな風に思っている方もいるかもしれません。

「相談したところで、自分の悩みが消えるわけじゃない」

これは至極ごもっともな意見です。例えば、「上司とウマが合わず、仕事がやりづらい」という相談があったとします。そこで、キャリア相談を受けてみることで、翌日出社したら「その上司が急に退職していました!」なんてことは当然ながら起きません。相談後も、その上司はいなくなりませんし、今までの上司のままです。つまりおっしゃる通り、相談を受けたからといって、悩みがなくなるわけではありません。

では、相談を受ける前と受けた後で何が変わるのか?

それは〈本当の悩みが分かる〉ということです。お化け屋敷が怖いのは、どのタイミングでどんなお化けが現れるか分からないからです。つまり、分からないことが、人間にとって一番怖いのです。それが分かってしまえば、お化け屋敷の怖さは半減します。同じように、悩みというのも、ぼんやりしているからこそ、恐れやストレスが増幅してしまうのです。

POINT

・相談によって、悩みが消えるわけじゃない

・相談による一番のメリットは、本当の悩みが分かること

悩みの本質が分かってしまえば、それだけでストレスは緩和され、さらにその悩みに対し冷静な対処をとることができるようになります。

例えば、「営業の仕事が自分に合わない」という相談があったとします。ただ、キャリアコンサルタントとの対話を経ていくうちに、「営業競争が嫌だった」ということが本質的な悩みであることが分かってくる場合もあります。であればその方は、転職先を、「営業職以外」に絞る必要はないかもしれません。なぜなら、個人に対してではなくチームや店舗単位で売上目標を掲げている企業の営業や、短期の利益ではなく長期的な利益が求められる企業の営業であれば、むしろ向いているかもしれないからです。

POINT

・本当の悩みが分かることで、誇大妄想をしなくなる=ストレス緩和

・悩みに対し、適切な対処がとりやすくなる

したがって、仮に今あなたが「営業の仕事が自分に合わない」と思っていても、もしかすると本当ではないかもしれません。営業とひと口にいっても、何を売るかで違いますし、営業先が法人なのか消費者なのかでも大きく変わってきます。

自分の本当の悩みは何なのか?キャリアコンサルタントはそのお手伝いをします。だから必ずしも、転職がゴールではない場合もあります。今いる環境で、自分の意識や行動を変えることが、一番の悩みの対処法になる場合もあるからです。一人で抱え込まずに吐き出すことで、悩みをクリアにしその後の一歩を踏み出しませんか。

 おさらい

キャリア相談を受けて何が変わるのか?

✅自分の本当の悩みが分かる

✅ぼんやりとしていた悩みがクリアになることで、肩の荷が下りる

✅悩みが明確になることで、適切な対処法が組める

 

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