ワーママは最近よく聞く言葉ですが、意外と詳しい意味を知らない人もいるのではないでしょうか。
そこで、ワーママの定義やメリット、抱えている悩みについて解説しましょう。
ワーママの定義とは
ワーママとは一体何なのかその定義について紹介しましょう。
ワーキングマザーのこと
ワーママとはワーキングマザーの略称です。略してワーママと呼ばれることが多いため、ワーキングマザーのことであると理解しておきましょう。
働きながら子育てをしているママを指す
ワーママは厳密に定義が決められているものではないです。一般的には子育てをしながら働いている女性のことを指しています。
そんなワーママはさまざまな苦労をする場面が多いです。
出産前後で給料や役職が変わってしまったり、時短勤務になることで年収が下がってしまったりします。子供が成長すると保育園や学校のことを心配しなければいけません。
子供の面倒を見ながら仕事をすることを両立させなければいけないのも悩みです。
そのため、さまざまな悩みを抱えているワーママが注目されていて、ワーママという呼称が定着したのです。
ワーママの労働形態はさまざま
ワーママの実際の労働形態はいろいろな種類があります。
正社員として働いているワーママもいれば、パートやアルバイトとして働いているワーママもいるのです。また、フリーランスとして自宅で仕事をしているワーママもいます。
また、正社員といっても、時短勤務をしていたり、自宅で働いている人もいたりします。それぞれの労働形態ごとに特有の悩みを抱えているのがワーママです。
ワーママの置かれている環境は千差万別であり、そのため、ワーママについて語る際には多種多様なワーママがいることを理解することが大切なのです。
ワーママの悩みとは
ワーママは実際にどのような悩みを抱えているのか紹介します。
仕事と育児の両立で忙しい
ワーママは仕事と育児の両立をしなければいけません。仕事だけに集中するわけにはいかず、母親としての役割もこなさなければいけないのです。
しかし、これは簡単にできることではなく、苦労しているワーママは多いです。仕事に集中してしまうと育児がおろそかになってしまいます。逆に育児に集中してしまうと仕事にあまり力を入れられなくなってしまうでしょう。
どちらも生活をするのに欠かせないもののため、バランスを上手くとることに苦労している人が多いのです。
心身にストレスを抱えやすい
ワーママは仕事で忙しく働いていて家に帰ったあとには育児をしなければいけません。そのため、心身が休まる暇がないのが特徴です。
趣味などプライベートな時間を確保することが難しいため、ストレスが溜まりやすいです。夜は寝不足になってしまうような人も多いでしょう。
このような生活を続けていると心身に大きな負荷がかかってしまい、いつか倒れてしまう可能性もあります。
周囲から理解が得られない
ワーママはなかなか周囲の理解を得られないケースが多いです。
たとえば、仕事をやめて専業主婦になればいいと思われてしまうことがあります。シングルマザーの場合にはどうしても仕事と育児に一人で取り組む必要があり、仕事をやめるわけにはいきません。
また、育児のために仕事の途中で早退しなければいけないこともあります。そんなときに嫌味を言ってくるような人がいるかもしれません。周りに嫌われてしまうこともあります。
親や夫からも理解されずに一人で苦しんでいるワーママもいるのです。
いつまでも仕事を続ける自信がない
ワーママは仕事と育児の両方を続けていく必要があります。
しかし、それでは心身に負担がかかり、とても苦しんでいる人はたくさんいます。このような状態で仕事を続けていくことは大変です。
そのため、いつまでも今の状態を維持することが難しいと感じる人は多いです。仕事をこれからも続けていく自信がなくなってしまいます。
ワーママのメリットとは
ワーママでいることにはいくつかメリットがあります。具体的にどういったメリットがあるのか紹介しましょう。
家計が安定する
ワーママは仕事を維持しながら育児することになります。そのため、専業主婦として育児に専念するのと比較すると家計が安定するのが特徴です。
たとえば、共働きをすることになったならば、夫の収入と合わせると世帯収入はかなり恵まれるでしょう。子育てをするには何かとお金がかかってしまうものです。ワーママでいるならば、世帯収入を増やすことができるため、経済面での不安がなくなるのがメリットです。
生活にメリハリが出る
育児だけをしているのはなかなか疲れるものです。毎日、同じことの繰り返しであり、ずっと家の中で家事や育児を続けることになるため、息が詰まる思いをすることもあるでしょう。
ワーママの場合は、仕事をしながら育児をすることになります。そのため、気持ちを切り替えることができて、仕事や育児がそれぞれの息抜きになるというメリットがあります。
仕事を辞めなくてもいい
今の仕事が好きでありこれからも続けたいと思っている人は、結婚や育児に抵抗を感じる人がいます。子供が生まれてしまうと仕事を続けることができないと考えてしまうからです。ワーママであれば、今の仕事を続けたまま育児に取り組むことになります。
子供が大きくなれば、再び仕事に専念することができて、キャリアへの影響を最小限に抑えることができるでしょう。今の仕事を辞めなくてもいいという点は大きなメリットです。
ワーママの問題を解決する方法とは
ワーママはいろいろな問題を抱えています。それらの問題をどのように解決するべきか方法を紹介しましょう。
パートナーに協力してもらう
ワーママは周囲の助けを借りることが大切です。特にパートナーの協力は必要不可欠といえるでしょう。夫と上手く育児や家事を分担することが重要です。働いているのに家事や育児をワーママに任せてしまうような夫は大きな問題といえます。
そのため、これからワーママになりたいと考えているならば、じっくりとパートナーと話し合いをして、どのように役割分担をするのか決めておきましょう。
家事代行サービスを活用する
ワーママはどうしても家事をおろそかにしてしまいやすいです。
もしお金に余裕があるのであれば、いろいろなものを外注してしまうことをおすすめします。最近は家事代行サービスがたくさん出てきていて便利に利用できます。料理や洗濯、掃除などをすべて家事代行に任せることができるのです。これならば、普通に働きながら家事をこなすことが可能です。
便利な家電を利用する
最近は家事の負担を減らすための便利な家電がたくさんあります。
たとえば、自動掃除機を用いることによって、掃除の時間を短縮することができます。調理家電にも便利なものはたくさんあります。最新の家電であれば家事の時間を短くするための便利な機能が多いため注目してみましょう。
タイムスケジュールを意識する
ワーママは仕事と育児のスケジュールを上手く管理することが大切です。どのようなタイムスケジュールで行動するのか事前にしっかりと決めておくとよいでしょう。
決められたスケジュールにしたがって行動することで、1日の限られた時間の中で育児と仕事を無理なく両立することができます。
まとめ
ワーママとは仕事と育児の両方を頑張る女性のことです。そのほうが収入を安定させることができ、仕事を辞めずに自分の夢や目標に向かって進むことができます。
ワーママはさまざまな苦労があるのですが、いろいろな工夫をすることで乗り切ることができるでしょう。
