やっぱり大手がいい?大手企業に就職するメリットとデメリットまとめ

転職・就活
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大手企業に就職するか、それとも中小企業やスタートアップ企業にチャレンジするか、多くの人がキャリア選択の際に直面する重要な問題です。

大手企業には安定性や福利厚生などの魅力がありますが、一方で中小企業やスタートアップ企業には成長性やフレキシビリティが魅力です。

ここでは、大手企業に就職するメリットとデメリットについて解説しています。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

そもそも大手企業の定義とは?大企業・中小企業との違い

大手企業は、市場で大きなシェアを持ち、売上高や従業員数が多い企業を指します

一般的に、大手企業は多国籍企業であり、複数の国や地域に拠点を持ち、多岐にわたる事業を展開している場合が多いようです。

【大企業と中小企業の違い】

大企業は、大手企業の一部門であり、売上高や従業員数が大きい企業を指します。

一方、中小企業は、規模が小さい企業を指し、売上高や従業員数が比較的少ないです。

中小企業と零細企業の違い

【中小企業と零細企業の違い】

中小企業は、比較的中規模の企業であり、一定の規模や組織を持っています。

零細企業はその規模が更に小さい、少数の従業員や地域に焦点を当てた事業を展開している企業を指します。

【ベンチャー企業の特徴】

ベンチャー企業は、新しいアイデアや技術を活かして急速な成長を目指す企業です。

通常、リスクを取りながらイノベーションを追求し、成長のための資金調達や市場進出を積極的に行います。

大手企業に就職する7つのメリット

大手企業に就職するメリットは、主に以下の7つが挙げられます。

  1. 即戦力ではなく将来性を期待してもらえる
  2. 実践的なスキルを身につける研修や指導が充実している
  3. 経営が安定しており、生活を安定させられる
  4. 給与水準の高い企業が多い
  5. 企業型DC・株主優待・保養所の完備など、福利厚生が充実している
  6. 社会的信用が高く、ローンを借りる際などに有利
  7. 幅広い職種・部署があり、様々なチャンスがある

1つずつ解説していきます。

①即戦力ではなく将来性を期待してもらえる

大手企業では、新入社員に対して即戦力を求めるよりも、将来性や成長ポテンシャルを重視する傾向があります

これは、長期的な人材育成やキャリアプランニングに重点を置くためです。

このアプローチにより、新入社員は自己成長に集中し、自身の能力や興味に合った分野で活躍する機会を得られるでしょう。

さらに、将来性を評価されることでモチベーションが向上し、長期的なキャリアの構築に繋がります

②実践的なスキルを身につける研修や指導が充実している

実践的なスキルを身につける研修や指導が充実しているのも、大手企業に就職するメリットの1つです。

業界や職種に特化した教育プログラムや実務参加による学びの機会が豊富です。

新入社員は先輩社員や上司からの指導やフィードバックを通じてスキルを磨けるでしょう。

この環境により、新入社員は効果的にスキルを習得し、自己成長への意欲が高まります

③経営が安定しており、生活を安定させられる

大手企業に就職するメリットの1つは、経営が安定しており、安定した生活を送ることができる点です。

なぜなら、大手企業は市場での立場が強く、長年にわたって安定した経営を維持しているからです。

この安定性は、従業員にとって安心感をもたらし、給与や福利厚生の安定性を確保します。

また、リストラや組織変更のリスクが比較的低いため、長期的な雇用の安定性が期待できるでしょう。

このような安定した環境で働けば、従業員は将来の計画を立てやすく、家族や自身の生活を安定させられますよ。

④給与水準の高い企業が多い

大手企業に就職すると、給与水準が高い傾向があります

これは、大手企業が多くの場合、業界のリーダーであり、市場で競争力のある給与を提供できるからです。

また、大手企業は従業員の働きがいやモチベーションを高めるために、競争力のある給与パッケージを提供する傾向に。

さらに、大手企業は従業員の能力や経験に応じたキャリアパスや昇給制度を整備している場合が多く、成果に応じて給与がアップする可能性が高いといえるでしょう。

給与水準が高いことは、従業員の生活水準を向上させ、モチベーションを維持する一因となります。

⑤企業型DC・株主優待・保養所の完備など、福利厚生が充実している

大手企業に就職する利点の1つは、福利厚生が充実していることです。

なぜなら、企業型退職金制度や株主優待、保養所など、様々な福利厚生制度が整備されているからです。

企業型退職金制度では、従業員が将来の安定を考える上で重要な要素であり、大手企業はこの点に力を入れています。

株主優待制度も、従業員にとって魅力的な福利厚生の一つであり、企業の業績や成長に応じて株主としての利益を享受できるでしょう。

また、保養所やレジャー施設の完備は、従業員がリフレッシュし、ストレスを解消するための機会を提供します。

これらの福利厚生制度は、従業員の働きがいや生活の質を向上させるだけでなく、企業にとっても人材の定着やモチベーション維持に貢献します。

⑥社会的信用が高く、ローンを借りる際などに有利

社会的信用が高く、ローンを借りる際などに有利というのもメリットといえるでしょう。

大手企業は市場での地位が強く、一般的には信頼性が高いとみなされています。

そのため、従業員が大手企業に勤務していると、銀行や金融機関などのローンを借りる際に有利な要素となります。

その結果、住宅ローンや車のローンなど、金融取引において有利な条件で借り入れができる可能性が高まるということです。

また、社会的信用が高いと、個人の信用情報にもプラスの影響を与えてくれる場合も。

これにより、従業員は将来的な資産形成や金融取引においても有利な立場に立つことができます

⑦幅広い職種・部署があり、様々なチャンスがある

大手企業に就職するメリットは、幅広い職種や部署があり、多様なキャリアチャンスが存在することも挙げられます

大手企業は通常、多岐にわたる事業分野や業務領域を抱えており、それに伴って様々な職種や部署が存在します。

これにより、従業員は自身の専門性や興味に合った職種や部署を選択し、自己のキャリアパスを築けるでしょう。

らに、多様な職種や部署が存在することは、従業員が異なる業務やプロジェクトに参加する機会を提供し、幅広い経験やスキルを獲得することができるという点でもメリットがあります。

これにより、従業員は自己の能力や適性を発揮し、多様なキャリアチャンスを活かすことができます

大手企業に勤める4つのデメリット

大手企業に勤めるデメリットも存在します。主に以下の4つが挙げられるでしょう。

  1. 若手が活躍できるチャンスが少ない
  2. やりたい仕事ができない可能性が高い
  3. 社員数が多い分、人材の質も玉石混交であることも
  4. 意思決定が遅く、事業のスピード感に欠ける

解説していきます。

①若手が活躍できるチャンスが少ない

大手企業では、若手が活躍できるチャンスが限られる傾向があります。

会社の上層部には経験豊富なベテラン社員が多いため、若手社員が役割や責任を拡大する機会が少ない場合もあります。

組織構造が縦割りであることや、上層部の伝統によって新しいアイデアや手法が受け入れにくいのも若手の成長を制限する要因です。

このような環境下で、若手社員は自己表現やキャリア成長の機会に不満を抱く場合があるでしょう。

②やりたい仕事ができない可能性が高い

大手企業に勤めるデメリットとして、やりたい仕事ができない可能性が高いということが挙げられます

大手企業では、業務が細分化されている場合や、厳格な組織構造によって、個々の社員の業務範囲が限定される場合があります。

そのため、社員が自身の興味や得意分野に合った仕事を選択し、充実した仕事を行うのが難しい傾向に。

このような状況下で、社員は自身のやりたい仕事を実現するためには、組織内での立場や影響力を高める必要があります。

また、積極的に上司や関係者とのコミュニケーションを図り、自身のアイデアや意見を積極的に提案するのが重要です。

③社員数が多い分、人材の質も玉石混交であることも

社員数が多い分、人材の質も良いものと悪いものが混ざり合っている点もデメリットといえるでしょう。

大手企業には、優秀な人材や経験豊富なベテラン社員だけでなく、中途入社や新卒採用などで採用された未経験者や経験の浅い社員も多く含まれています。

このため、人材の質が均一ではない状況下では、チームやプロジェクトのパフォーマンスに影響が出る可能性があります。

また、上司やチームリーダーが適切な指導やサポートを行わなければ、新人や経験の浅い社員が成長する機会が制限される場合もあるでしょう。

このような問題を解決するためには、大手企業は採用プロセスや教育・育成プログラムの充実化が大切です。

または社内のメンタリングやコーチング体制の整備など、人材の育成に重点を置く必要があります。

④意思決定が遅く、事業のスピード感に欠ける

大手企業では意思決定プロセスが複雑で、承認を得るまでに時間がかかることがあります

そのため、新しいアイデアやプロジェクトの実行に遅れが生じ、競争力のあるスピード感を維持するのが難しくなりかねません。

また、市場の変化や競合他社の動きに対応するのも遅れる可能性もあるでしょう。

この課題を解決するためには、意思決定プロセスの合理化や組織文化の変革が必要です。

大手企業の子会社はどうか?

大手企業の子会社で働く場合、親会社の影響を受けつつも、子会社独自の経営方針や事業計画を展開します。

一般的には、子会社は親会社の支援を受けながら、市場での競争力を高め、成長を目指します。

しかし、親会社との関係や子会社の経営状況によっては、意思決定の制約や組織文化の違いなどの課題に直面する場合もあるでしょう。

まとめ

大手企業で働くメリットは以下の通りです。

  1. 即戦力ではなく将来性を期待してもらえる
  2. 実践的なスキルを身につける研修や指導が充実している
  3. 経営が安定しており、生活を安定させられる
  4. 給与水準の高い企業が多い
  5. 企業型DC・株主優待・保養所の完備など、福利厚生が充実している
  6. 社会的信用が高く、ローンを借りる際などに有利
  7. 幅広い職種・部署があり、様々なチャンスがある

また、デメリットは以下の4つが挙げられます。

  1. 若手が活躍できるチャンスが少ない
  2. やりたい仕事ができない可能性が高い
  3. 社員数が多い分、人材の質も玉石混交であることも
  4. 意思決定が遅く、事業のスピード感に欠ける

大手企業に就職や転職を考えている場合、転職エージェントサービスの活用をぜひ検討してみてください。

自分がどの職種が合っているのか、どうやったら働けるのかなどの相談をすることができますよ。

就職・転職支援のためのサポートも行っているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

この記事の著者
Marino
就活・転職専門ライター
就職活動・転職活動専門のライター。月間30本程度の記事執筆を担当しています。自分自身の転職経験から「もっとスムーズに、自分らしい転職活動はできないか?」と考え、就職・転職専門ライターに。就職・転職する人たちの不安解消をモットーに、役立つ情報を発信しています。
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