前編「希望の仕事に就くコツは自分を知ること」

インタビュー
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インタビュイー:S.Nさん(以下Nさん)、女性、40代、宝塚市在住

インタビュアー:株式会社Compassキャリアアドバイザー大津愛(以下、大津)

 

大津:今日は宝塚市のヅカキャリのセミナーに参加しただき、キャリア相談もしてくださったNさんにインタビューします
まずNさんは何年生まれですか?

Nさん:昭和50年です。

大津:ちょうど就職氷河期ど真ん中の世代ですね。

Nさん:昔はインターネットがあまり普及してなかったので、エントリーシートを50通送って返ってくるのが3通というような状況でした。

大津:辛い時代でしたね。今はどんな仕事をされてるんですか?

Nさん:スタートアップ企業の総務チームに正社員として在籍しています。規程類の作成や管理、あとは従業員が効率的に働きやすくなるためのITツールの選定、運用をしています。

大津:その前はどんなお仕事をされていましたか?

Nさん:自宅の近所にある半導体関連の会社の経理事務をしていました。

大津:前職と今の仕事では業界やポジションも大きく違うと思うのですが、転職したいと思ったきっかけは何でしたか?

Nさん:前職に就職したのは、採用面接の際に、面接官の方から、会社の雰囲気を変えたい、そのための仕組みを一緒に作ってほしいという話があったことが決め手でした。
ただオーナーの意向としては現状維持を望んでいたため、自分が望んだ働き方ができなかったため転職を決意しました。
転職活動中にヅカキャリを見つけ、キャリアカウンセラーにアドバイスをいただき、自分の新しいスキルアップにつながる会社を紹介いただくことになりました。

大津:ヅカキャリで相談する前にご自身でされていた転職活動はどのようなものがありますか?

Nさん:派遣会社や転職エージェントには登録してはいたのですが、子どもが2人いて、家族に負担をかけない働き方を目指すとなると、なかなか条件に合う求人に出会えませんでした。

大津:就職にあたってNさんが譲れないポイントはどこでしたか?

Nさん:一つ目には、子どもと一緒にいる時間は絶対に必要で、子どもが寂しい思いをしない働き方、二つ目には自分自身が満足できる働き方を条件としてました。

大津:家族も満足して、ご自身も満足する働き方がしたいと。

Nさん:欲張りなんですけど(笑)

大津:いえいえ、当然だと思いますよ!
ただそういった求人が少ないと思った時にキャリアカウンセリングを受けて何か変わった点はありますか?

Nさん:私はこの年齢で仕事においてどういった価値を出せるか曖昧でしたし不安でした。キャリアカウンセリングによって自分に何ができるかについて、明確な気づきを得ることができ、自信を持って転職活動ができるようになったのは大きなきっかけとなりました。

大津:なるほど。
Nさんはプライベートもご自身の夢も諦めずに前向きに転職活動をされていますよね。
氷河期世代の多くの方は、就職に対して条件面で諦めがちになりやすい傾向にあるのですが、諦めずに転職活動をするコツがあればぜひ教えてください。

Nさん:若い時に専業主婦に憧れた時期もあり、専業主婦を1年やったのですが、私には合わないとすぐに思いました。
専業主婦の期間を通じて人との関わりが好き、働くのが好き、ということが根底にあることに気づいたんですね。
だから今も妥協せずに働き続けてるんだと思います。自分を知るということが諦めずに転職活動をする第一歩だったのかもしれません。

大津:自分の人生をしっかり生きてらっしゃることが伝わってきますね。氷河期世代や、子育て世代もそうなんですが、夫や両親、子どもの人生を背負いすぎてる方が多いと感じるんですね。
それぞれが別の人生なので、ご自身の人生を考えないといけないのに、なかなか自分の人生だけを考えてこられない方が多いんです。Nさんはお子さんや家族の人生を気にしつつも、ご自身の人生を考えて何かを諦めない姿勢がとても自立されてるように感じますし、だからこその転職活動の成功の秘訣かなとお伺いしてて思いました。

>>>後編「新たな働き方への適応こそがチャンスを広げる」

ヅカキャリで受けられる無料サポート

「ヅカキャリ」は無料でキャリア相談を受けることができるオンライン就労支援サービスです。宝塚市の就労支援サービスだから、初めての方も安心。

主に就職氷河期世代(概ね35歳から50歳)の方や、新型コロナウイルスの影響で解雇・雇い止めにあった方などを対象とし、人工知能を活用した自動会話プログラム「チャットボット」と、国家資格を持つキャリアカウンセラーの技術を活用してオンライン上で就労支援を実施します。

URL:https://takarazuka-job.jp

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