大卒ニートってやばい?将来性やなる人の特徴・脱出方法を紹介

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「大卒でニートだけど、このままでいいのか」「大卒ニートだけどこの状況から脱したい」そう考える方も少なくありません。大卒ニートの現状には将来性への不安がつきまとう場合もあります。

本記事では、大卒でニートになった人の末路や、ニートになってしまう人の特徴を紹介しています。さらに、ニートから脱する方法や就職方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

そもそもニートの定義とは?

ニート(NEET)は、「Not in Education, Employment or Training」の頭文字を取った言葉です。定義は、学校に通っていない状態で、かつ仕事や専門のトレーニングを受けていない若者を指すのが一般的です。

ニートはしばしば若者の社会的な問題とされ、その状態の持続は将来の雇用やキャリアに影響を与える可能性があります。

ニートの状態には様々な要因が関与しており、教育、雇用、トレーニングなどが絡む複雑な問題があることも。

大卒者の約8%がニートになっている現実

大学を卒業したにもかかわらず、約8%もの大卒者がニートとなっているという現実は深刻な社会的な課題です。

これは、高等教育を受けたはずの人々が適切な雇用や進学機会に恵まれない状況に直面していることを示唆しています。

この問題には様々な要因が絡み合っており、経済的な不安定感や就職の難しさ、適切なキャリアガイダンスの不足などが影響を与えている場合もあります。

意外と多い?なぜ大卒でニートになってしまうのか?

大卒でニートになってしまう理由は以下は主に以下の3つがあげられます。

  • 就職活動がうまくいかず、やる気をなくしてニートに
  • 内定はあったが留年してしまい、卒業後ニートに
  • やりたいことが見つからず、なんとなく卒業してニートに

それぞれ解説していきます。

就職活動がうまくいかず、やる気をなくしてニートに

就職活動が順調に進まない状況が、大卒者がニートになる一因となっています。

就職の競争が激化する中、自分自身の理想の職に就くのが容易ではない現状です。

内定が得られないまま時間が経過すると、やる気を喪失し、将来への希望を失うことも。就職活動に失敗した経験が、大卒者をニートの状態に追い込んでしまうのです。

この問題に対処するためには、適切なキャリアサポートや職業訓練プログラムの利用が重要に。

また、リーダーシップやコミュニケーションスキルの向上など、雇用可能性を高めるスキルの習得も大切ですよ。

内定はあったが留年してしまい、卒業後ニートに

内定を獲得しながらも留年の影響で卒業が遅れ、卒業後にニートとなるケースも見受けられます。

留年により卒業が遅れると、既に得られていた内定も当然無効に。卒業資格が得られてから再び就職活動を始める必要が生じます。

この状況で重要なのは、留年の原因を理解し、それに対処するサポートを受けることです。

学業支援やカウンセリングを受け、留年の影響を最小限に留めつつ、卒業後の進路についても新たな計画が求められます。

適切なアドバイスやサポートがあれば、留年が将来の進路に与える影響を軽減できます。前向きなステップを踏み出せますよ。

やりたいことが見つからず、なんとなく卒業してニートに

やりたいことが見つからず、漠然と進学や卒業を迎えた結果、大卒でありながらニートになるケースが存在します。

この状況を打破するためには、自己探求やキャリアアセスメントが重要です。自分の興味やスキル、価値観を確認し、それに基づいて適切な進路や職種を見つけてみてください。

将来の目標やキャリアに明確なビジョンがないまま進学や卒業を迎えると、適切な進路が見つからずに迷走しかねません。

自分の強みを理解し、強みを活かせる分野を見つけて、やりたい仕事を探すのが重要です。

大卒でニートになってしまった人の末路とは?

大卒でニートになってしまった人は以下のような傾向があります。

  • 就労経験がないまま引きこもりになると、30代後半から復帰が難しくなる
  • 社会保険や年金がなく、将来に不安が残る
  • 社会との接点がなく、孤独や疎外感に悩んでしまう

1つずつ解説していきます。

就労経験がないまま引きこもりになると、30代後半から復帰が難しくなる

大卒でニートになり、就労経験がないまま引きこもりの状態に陥ると、30代後半からの復帰が難しくなる場合があります。

長期間にわたり働かないと、職務経歴や職場でのスキルの価値がなくなってしまい、現代の労働市場に適応するのが難しくなるからです。

また、同世代の競争相手と比べて経験が劣っていると見なされ、求人に採用される確率も低くなります。

このような状況を打破するためには、適切なサポートや再就職プログラムの利用が大切です。復職へのステップを踏む際には、個別のニーズや強みを考慮したカスタマイズされた支援が重要です。

社会保険や年金がなく、将来に不安が残る

大卒でニートになり、社会保険や年金がなくなるのは将来に大きな不安を残します。

長期間働かないと社会保険などの制度への加入が難しくなり、社会的なサポートが受けにくくなります。この問題に対処するためには、再就職や自己雇用などの方法を模索し、社会保険への再加入が必要です。

すぐに再就職が難しい場合は、地域の雇用支援機関や社会保険事務所などからの助言やサポートを受けてみてくださいね。

社会との接点がなく、孤独や疎外感に悩んでしまう

大卒でニートになり、社会との接点が乏しい状態では、孤独や疎外感が悩みとなる場合があります。

社会との交流が限られると、他者とのコミュニケーションが不足し、心理的な健康に影響を及ぼしかねません。人間関係の不足は、自己肯定感の低下や精神的な健康問題のリスクを引き起こす可能性があります。

この問題に対処するためには、地域のサポートネットワーク新しいコミュニティに参加するようにしてみてください。イベントやグループに参加し、趣味や共通の興味を共有すれば、新たな友人や仲間を見つけられますよ。

また、心理的なサポートや相談を受けるのも有益です。人間関係の構築や社会との連絡を通じて、孤立感を軽減し、精神的な健康を促進させるのが重要です。

大卒でニートになってしまう人の4つの特徴

大卒でニートになってしまう人の特徴は主に以下の4つです。

  1. 挫折経験がトラウマになり、動く前に色々と考えてしまう
  2. 真面目で責任感が強く、中途半端が許せない
  3. プライドが高く、周りと比べてしまう
  4. ニートになっても生活ができてしまう

1つずつ紹介していきます。

①就活の挫折がトラウマとなっており、動く前に色々と考えてしまう

大卒でニートになる人の中には、就活の挫折がトラウマとなり、次なる一歩を踏み出すのに躊躇してしまう特徴が見られます。

この特徴が強く出る場合、過剰な思考や不安が行動を抑制してしまい、働くのが難しくなってしまう可能性があります。

このような状況を打開するためには、挫折を乗り越えるためのサポートやカウンセリングが有益です。過去の経験から得た教訓を元に、リアルな目標を設定し、少しずつ前に進むようにしてみてください。

挫折を克服して成長に焦点を当てられれば、新たなスタートへの第一歩となります。

②真面目で責任感が強く、中途半端が許せない

大卒でニートになる人の特徴の一つは、真面目で責任感が強く、中途半端が許せないという傾向です。

真面目で責任感が強い人は、目標達成のために全力を尽くしてくれます。その一方で、何かが十分でないと感じると行動を起こすのが難しくなりがちです。

これが、大きなプレッシャーや期待に対する恐れに繋がってしまうことも。結果的にニートの状態に陥る場合があります。

この特徴を克服するためには、完璧主義的な傾向を抑えつつ、達成感や成功体験を積み重ねるようにしてみてください。

③プライドが高く、周りと比べてしまう

大卒でニートになる人の特徴の一つとして挙げられるのが、プライドが高く、周りと比べてしまうという傾向です。

高いプライドは自己評価を重視し、他者との比較に敏感になりがちです。適切な職場選びや就活の過程でのプレッシャーとなり、失敗や不満足な結果に対して受け入れがたくなる場合があります。

自分と他者を比較せず、自分自身の目標や価値観に焦点を当てるのが大切です。他者の成功や進捗状況と自身の価値を一切比較せず、自分のペースで進むように意識してみてください。プライドの高さからくる過度なストレスも軽減できますよ。

適切なサポートやメンタルヘルスのケアも、プライドの高さによるストレスへの対処に役立つでしょう。

④ニートになっても生活ができてしまう

大卒でニートの状況でも、生活ができてしまう場合があります

経済的なサポートや家庭の援助などにより、働かなくても基本的な生活費を賄えます。そのため、働く必要性がないため、ニートでも生活ができてしまいます。

経済的なサポートがある場合でも、将来の安定や充実に向けて働く動機を見つけるのが重要です。

仕事に対する新たな目標や意義を見出せば、働く意欲が湧きやすくなります。

職業訓練やキャリア支援を利用し、自分に適した仕事を見つけるのも生活の充実度を向上させる一環となりますよ。

「ニートのままではだめ…」6つの脱出方法を解説

大卒ニートから脱出する方法は主に以下の6つです。

  1. 考えるより先に動く!まずは求人や就職支援サービスをチェックする
  2. アルバイトや派遣から始めて、社会との接点を作る
  3. 転職エージェントに相談する
  4. ハローワークに行ってみる
  5. 職業訓練校に通ってみる
  6. 資格の勉強をしてみる

1つずつ解説していきます。

①考えるより先に動く!まずは求人や就職支援サービスをチェックする

大卒ニートからの脱出の第一歩は、求人や就職支援サービスの活用です。インターネットやハローワークなどで求人情報を確認し、適職を見つけましょう。

また、専門の就職支援サービスも積極的に利用すれば、個別のサポートやキャリアカウンセリングが受けられます。

行動すれば新たな可能性が広がり、脱出への第一歩が踏み出せますよ。

②アルバイトや派遣から始めて、社会との接点を作る

アルバイトや派遣から始めて、社会との接点を作るのは、ニートの脱出に有益な方法です。

アルバイトや派遣などの仕事を通じて、職場環境や業務に慣れ、同時に仕事仲間とのコミュニケーションを築けます。

これは将来的な正規雇用へのステップとなるだけでなく、自身のスキルや適性を発見する良い機会でもあります。

アルバイトや派遣で働けば、新たなキャリアの方向性が見えてきますよ。

③転職エージェントに相談する

転職エージェントの利用は、ニートからの脱出においての選択肢の1つです。

転職エージェントは、個々のスキルや経験を元に適切な仕事を提案してくれるだけでなく、業界動向や求人情報に精通しています。自分では見過ごしてしまうようなチャンスを見つけられますよ。

転職エージェントサービスでは、履歴書や面接のアドバイス、キャリアプランの策定など、就職活動をトータルでサポートしています。

ニートから脱したいという方はぜひ気軽に活用してみてください。新しい職場へのステップを踏めますよ。

④ハローワークに行ってみる

ハローワークに行くのは、積極的な就職活動の一環として重要です。ハローワークは、求人情報の提供だけでなく、職業相談やスキル向上の支援も行っています。キャリアカウンセラーとの面談を通じて、自分の適性や志向に合った仕事を見つける手助けが期待できますよ。

また、ハローワークが主催する職業訓練や求職者支援プログラムも活用すると良いでしょう。

ハローワークは広範な雇用情報にアクセスできるため、様々な選択肢を検討する上で頼りになります。

⑤職業訓練校に通ってみる

職業訓練校は、ニートが新しいステージに進むための有益な手段といえるでしょう。

職業訓練校では、様々な分野でのスキルや資格を磨くことができます。

以下は職業訓練校で学べる項目の一例です。

項目職業例
専門職の資格取得コースIT技術者資格介護福祉士ビジネスマネージャー資格 など
技術系職業トレーニングプログラミングCAD(コンピュータ支援設計)機械工学 など
医療・看護系コース看護助手医療事務歯科衛生士 など
語学・コミュニケーションスキル向上英会話ビジネスコミュニケーション翻訳 など
ビジネススキル向上プロジェクトマネジメント経営学営業スキル向上 など
農業・漁業・林業関連のトレーニング農業技術者漁業船舶操縦士森林管理 など

自分の興味や適性に合ったプログラムを選択し、実践的なスキルを身につければ、就職市場での競争力が向上します。

また、訓練校は産業界との連携が強いため、卒業生への求人情報やキャリアサポートも提供される場合も。

⑥資格の勉強をしてみる

資格の勉強は、新しい職業に挑戦するための一手段としてとても重要です。

選択する資格は、自身の興味や適性に合わせ、求められる職業や業界に焦点を当てることが大切です。

例えば、IT分野であればプログラミング資格、経理であれば簿記資格など、各分野には専門性を示す資格が存在します。

資格の取得は、自分のスキルや知識を証明し、履歴書や職務経歴書にアピールポイントとして活かせるでしょう。

また、資格取得によって、業界や企業からの信頼度の向上につながります。就職活動での差別化が期待できますよ。

まとめ

ニート(NEET)とは、「Not in Education, Employment or Training」の頭文字を取った言葉です。定義としては、学校に通わず、働いていないかつ職業訓練などの受講もしていない状態を指します。

大卒でニートになってしまう人の特徴は主に以下の通りです。

  1. 挫折経験がトラウマになり、動く前に色々と考えてしまう
  2. 真面目で責任感が強く、中途半端が許せない
  3. プライドが高く、周りと比べてしまう
  4. ニートになっても生活ができてしまう

ニートを状況を切り抜けるためには、以下の6つを意識してみてください。

  1. 考えるより先に動く!まずは求人や就職支援サービスをチェックする
  2. アルバイトや派遣から始めて、社会との接点を作る
  3. 転職エージェントに相談する
  4. ハローワークに行ってみる
  5. 職業訓練校に通ってみる
  6. 資格の勉強をしてみる

ニートになってしまった原因を受け止めて、改善できるように努めてみてください。そうすれば、自分が就きたいと思う仕事に就職できますよ。

この記事の著者
Marino
就活・転職専門ライター
就職活動・転職活動専門のライター。月間30本程度の記事執筆を担当しています。自分自身の転職経験から「もっとスムーズに、自分らしい転職活動はできないか?」と考え、就職・転職専門ライターに。就職・転職する人たちの不安解消をモットーに、役立つ情報を発信しています。
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