ニートは生活保護を受けられる?条件や手続きについてまとめます!

その他
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ニートになると生活保護を受けることを検討する人がいるかもしれません。しかし、一体どういう条件があり、どのような手続きが必要なのか気になる人は多いでしょう。そこで、ニートが生活保護を受けるための基本的なことについて説明します。

ニートが生活保護を考えるケースとは

そもそもニートが生活保護を受けることができるのか、実際に受給できるケースについて紹介します。

扶養してくれた親が亡くなってしまう

自分を扶養してくれた親が亡くなってしまうというケースがあります。この場合、ニートに収入がないため、このままでは生活することができなくなってしまいます。このような状況だと生活保護の申請をするケースがあるでしょう。

親が働けなくなってしまう

家計を支えている親が働けなくなってしまうケースがあります。病気や怪我などによって親が働けないと収入がなくなってしまうため、生活保護を頼るというケースが出てくるのです。

障害を抱えている

本人が障害を抱えていて働けないというケースがあります。これで親の保護や援助を受けられない場合には、生活保護の申請を受けられることがあるでしょう。生活保護というのは、働けない人のためのものであり、障害を持っているならば受給資格を満たすからです。

親や兄弟などから経済的な援助を受けられない

ニートで親や兄弟から経済的な援助を受けられないというケースがあります。こうなると生活をすることができなくなってしまい、大変な状況に陥るでしょう。こういうケースで生活保護を申請すると、生活保護を受けられることもあるのです。

ニートが生活保護を受けられる条件

ニートが生活保護を受けるためにはどういった条件を満たしている必要があるのか説明します。

収入がない

生活保護を受けるための条件として収入があります。収入がないことが基本的な条件であり、何らかの収入がある人は生活保護を受けることは難しくなるでしょう。収入が途絶えてしまい、生活をしていくのが困難な人を助けるための制度が生活保護だからです。そのため、受給条件として収入をチェックされるのは当然のことでしょう。

資産がない

生活保護は収入がないだけではなくて資産がないことも重要です。収入がなくても資産を持っている人は、それを売り払うことでお金を得ることができるからです。そのような人は生活保護を受けることが難しいと考えましょう。どうしてもお金を得ることができない人にしか生活保護は給付されないのです。

親族からの支援を受けられない

親が亡くなったような状況であっても、すぐに生活保護を受けられるとは限りません。親以外の親族からの支援を受けることを勧められるからです。たとえば、兄弟や親戚などの支援を受けられないか確認されます。

病気や怪我で働けない

生活保護は本人が働ける状態にある場合は支給が認められないことが多いです。生活保護を受けるよりも働きに出ることを勧められます。そのため、病気や怪我によってどうしても働くことができない場合でないとスムーズに審査に通ることができないでしょう。精神的な病気や障害で人と関わることがつらいというケースでも認められることはあります。

生活保護制度以外の公的支援制度を受けられない

生活保護以外にも公的な支援制度はいくつも存在しています。それらの制度を利用できる場合には、まずそちらの利用を勧められることが多いです。生活保護以外に頼ることができるものがない場合において、初めて生活保護の受給が可能になります。

ニートが生活保護の手続きをするには

これからニートが生活保護を受けるためにはどのような手続きをしなければいけないのか基本的な点を解説します。

居住地の福祉事務所の生活保護担当で手続きをする

生活保護は自分が住んでいる自治体が管轄している問題です。そこで、居住地にある福祉事務所にまずは行ってみましょう。そこで、生活保護担当の部署において手続きを進めることになります。生活福祉課や生活福祉総務課といった名称の部署が設置されています。事前に問い合わせをしてみましょう。

事前の相談が必要

生活保護に関してはいきなり手続きをするのではなく、まずは事前相談が必要です。そこで、担当職員と話し合いをして、自分の現在の状況について説明します。その段階で生活保護を受給できそうにない場合には断られることもあるのです。もし、受給できそうな場合には手続きの方法について教えてもらえるでしょう。

保護の申請をする

生活保護の申請については、最初に相談をして申請をして、調査や審査が行われて決定されます。申請については必要となる書類を準備してそれを提出するだけでよいです。

相談や申請に必要な書類について

生活保護の相談をするときには、生活が困窮していることを示すための書類を持参しましょう。預金通帳や給与明細、離職票、診断書、住民票などを用意しておくとスムーズに話を進められます。

実際に申請するときには申請書と申告書を提出します。さらに本人確認書類も必要であり、状況に応じて他の書類も必要となります。収入や資産、病気のことなどについて証明するための書類です。

具体的にどんな書類が必要なのかは事前に確認しておくとよいです。

ニートは生活保護に頼るべきではない

ニートは生活保護に頼るべきなのでしょうか、このことについて説明します。

生活保護は最低限の収入しか得られない

まず、生活保護でもらえる額というのは生活を続けるための最低限のものでしかありません。最低限の収入しか補償されておらず、その金額のみで生活していく必要があります。そのため、生活保護をもらっている限りは、贅沢をすることはできず、貯金も難しいでしょう。状況が好転することはなく、いつまでも低収入をもらいながらの生活が続くのです。

生活保護がずっと維持されるとは限らない

生活保護というのはずっともらい続けられるとは限りません。生活保護をもらったあとも調査は定期的に実施されます。そのため、後になって受給が止まってしまうケースもあるのです。細かなルールが設けられていて、それを満たせないと簡単に打ち切られてしまうものです。

社会復帰することが難しくなる

いつまでも生活保護をもらった状態が続くと社会復帰することが困難になります。生活保護をもらっている間は基本的に自宅に引きこもりがちな生活を続けることになるでしょう。そのような生活をいつまでも続けていると社会復帰することが精神的にも肉体的にも難しくなるのです。それでは将来に大きな不安を残すことになります。そのような状況で生活保護が打ち切られるようなことがあれば大変です。

アルバイトでもいいため仕事を見つける努力をするべき

病気や怪我でどうしても働けないのではなく、頑張れば働けそうという人は、アルバイトでもいいため仕事を見つけたほうがよいでしょう。そのほうが自分でお金を稼ぐ経験ができて社会復帰を果たすことになり、自信にもつながります。特に若い人の場合は、生活保護をもらって生計を立てることに慣れてしまうと将来に不安が残り、生涯年収も減ってしまいます。頑張って働きに出てみることを念頭に置くことをおすすめします。生活保護をもらうならば、将来社会復帰することを前提に考えてみるとよいでしょう。

まとめ

ニートの生活保護について説明しました。条件を満たしているならば、ニートであっても生活保護を受けることは可能です。事前に相談をして手続きをする必要があります。生活保護は最低限の収入が維持される制度であるのですが、将来的に社会復帰することも考えて申請したほうがよいでしょう。

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