高卒就職情報web提供サービスとは?有効に活用していこう!

転職・就活
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高校で就職を考える際は、多くの人が高卒就職情報web提供サービスを利用するのではないでしょうか。しかしながら、高卒就職情報web提供サービスについて知らない人も多くいます。そこで今回は高卒就職情報web提供サービスについて紹介していきます。

高卒就職情報web提供サービスの前に高卒採用について知ろう

高卒採用の基本的ルールとしては、「一人一社しか応募ができない」というルールが設けられています(ただし、企業側が複数応募可としている場合は同時に複数社受けることができます)。これは、就職活動に追われ、学校生活に支障が出るとされているためです。また、一人一社制であると、企業から内定が出た場合、その会社で働くことになりますので、企業側としてもメリットになります。

高卒採用の採用手順としては以下の手順とスケジュールです。

5月中旬から下旬
①学校求人説明会に参加

6月1日から
②ハローワークへの求人申込書の受付開始

7月1日以降
③ハローワークが受理した求人票を受け取り求人活動の開始

④求人票のコピーを高校へ持参

⑤職場見学等により企業を決定

9月5日から
⑥応募書類を待つ

⑦採用日時を決定し試験案内を通知

9月16日から
⑧採用試験実施(面接や試験等)

⑨採否結果を学校に通知

このような流れになっていますが、2021年(令和3年)3月卒業の高校生採用の選考スケジュールは、10月5日から応募書類の提出が開始されます。そして、10月16日から選考開始および採用内定開始となっています。

高卒採用では、書類選考がありません。必ず面接や適性検査、一般常識テストなどが実施されます。もし企業が書類選考を行った場合、ハローワークから指導が入ります。

また、面接などの選考は1日で済ませるように予定されます。面接では、潜在能力などを判断するような内容が聞かれるようです。面接の内容も、尋ねてはいけない質問があるそうです。具体的には、家族の職業、政治への関心、宗教等は聞かれないようです。

令和2年1月末現在の公共職業安定所(ハローワーク)求人における求人・求職・就職内定状況は、就職内定率94.4%、就職内定者数約16万人、求職者数約16万9千人、求人倍率2.85倍です。

高卒就職情報web提供サービスとは

高卒就職情報web提供サービスでは、全国の高等学校便覧や高等学校就職問題についての討論会議結果や、全国の求人情報等を見ることができます。

高卒就職情報web提供サービスでは
・求人情報の検索
・求人情報一覧のダウンロード
・合同面接会・その他イベント情報の検索
・職場見学会の検索
を行うことができます。

年に数回、夜間にメンテナンスで利用できませんが、基本的に24時間いつでも利用することができます。

高卒就職情報web提供サービスを利用するためには、利用者IDとパスワードが必要です。これは、最寄りのハローワークへ問い合わせることで発行されます。これは毎年7月1日に新しい利用者IDとパスワードに変更されます。

高卒就職情報web提供サービスなどの求人の種類

高卒採用をする場合、2つの求人に分かれます。それが「指定校求人」と「公開求人」です。

指定校求人は、高校生の新卒採用を行う際に、広く公開した募集をかけるのではなく、特定の高校に対して求人を出す採用方法のことを言います。つまり、採用側が指定した高校からのみ応募が可能となっていますので、高卒就職情報web提供サービスに掲載されている求人は、これに当てはまりません。

基本的に指定校求人は、毎年同じ高校から採用を続けるというケースがほとんどです。つまり、求人が正確に出る前に高校で去年の求人を見れば、だいたい予想ができます。

指定校求人そのもののメリットとしては、不要な選考をしないで済むという点が挙げられます。採用したい高校を事前に定めていることで、他の学校から応募が来ません。つまり不要な選考をしなくて済むのです。

また、生徒側のメリットとしては、高校の先輩が多数勤務していますのでとても心強くなります。事前に会社の様子を聞くことができる上に、入社した際に心強くなります。

公開求人は、高校に関係なく広く公開して募集をかける採用方法です。公開することで、ハローワークが運営する高卒就職情報web提供サービスに求人情報が掲載されます。高卒就職情報web提供サービスに掲載されることで、全国の高校から情報を見ることが可能です。

閲覧するには各高校に割り当てられるIDとパスワードが必要で、高校生は学校の先生に相談しながらさまざまな条件での検索をすることができます。

公開求人のメリットとしては、幅広い人材との出会いが期待できるという点です。指定校求人とは異なり、全国の高校から応募が可能となりますので、関わりのなかった高校の人材を知ることができます。

また、全国の高校から応募できるという点もメリットの一つです。サイトで求人を閲覧することができますので、どこの高校であっても見ることが可能です。それだけでなく、公開求人であれば基本的に生徒が条件を記入して検索可能ですので、生徒にあった企業を見つけやすくなっています。

高卒就職情報web提供サービスのよくある質問

Q 求人情報はどのようなタイミング、頻度で更新している?
A ハローワークで受理された最新の求人情報を概ね30分毎に更新しています。

Q 携帯電話から見ることは可能?
A 高卒就職情報web提供サービスは携帯電話に対応していません。パソコンを利用して閲覧しましょう。

Q オートコンプリート機能が使用できません。
A 高卒就職情報WEB提供サービスでは、セキュリティ対策の一環としてブラウザのキャッシュを無効にする設定を行っています。その影響により、一部のブラウザ(Internet Explorer 7.0及び8.0)を使用してアクセスした場合は、オートコンプリート機能が無効になります。

Q 高卒就職情報WEB提供サービスの求人情報に掲載されている法人番号に、リンクが設定されている理由は?
A 当該リンクのリンク先は厚生労働省で提供している職場情報総合サイトに掲載されている法人の職場情報に関するページとなります。高卒就職情報WEB提供サービスにおいて法人番号が登録されている場合にリンクが設定されます。

Q 企業で求人2人と書いてある場合、「高卒者限定で2人とる」という意味ですか?
A 高校卒業見込みを2人採用するという意味です。

Q Windows Vista及びWindows 7を利用していますが、入力した文字がエラーになります。
A 高卒就職情報WEB提供サービスでは、Windows Vista及びWindows 7に搭載されている新文字セット(JIS04)での入力は現在対応しておりません。また、Windows Updateから提供される「MSゴシック・MS明朝version5.X」パッケージについても、同様に対応しておりません。そのため、一部の入力文字 でエラーになる場合がございます。

まとめ

今回は、高卒就職情報web提供サービスについて紹介してきました。高校の求人では、公開求人と指定校求人に分かれるようです。どちらともメリットがありますが、条件にあった企業を選びたい場合は、公開求人で高卒就職情報web提供サービスを利用してみてくださいね。

高卒就職情報web提供サービスでは、全国の高等学校便覧や高等学校就職問題についての討論会議結果や、全国の求人情報等を見ることができます。利用する際はIDとパスワードが必要ですので、高校の先生に相談してみてくださいね。

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