『ママ幸プロジェクト』の今後と、シングルマザーの未来【後編】

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前回は、

『ママ幸プロジェクト』とは一体なに?リーダーにインタビュー【前編】

『ママ幸プロジェクト』の課題と、シングルマザー・1人親の独自の悩み【中編】

の記事を書いてきました。

最後は、「『ママ幸プロジェクト』の今後と、シングルマザーの未来」についての記事です。

―――: WORLD COMPASS編集部

「」: 『ママ幸プロジェクト』リーダー、藤原 瑞穂氏

 『ママ幸プロジェクト』の今後とシングルマザーの未来

―――今まで『ママ幸プロジェクト』のことやシングルマザー・1人親が大変なことなどを聞いてきました。最後は、『ママ幸プロジェクト』の展望などを聞かせていただけますか。

「やっぱり全国に『ママ幸プロジェクト』の輪を広げたいとは思います」

―――広がれば多くのシングルマザーが1人で悩まずに済みますからね。

「はい。ポラリスデイサービスの事業所⾃体は全国に増えているので、そこに『ママ幸プロジェクト』のシステムも⼀緒に作れたらいいなと」

―――理想ですよね。今の『ママ幸プロジェクト』では何か考えていることはあるのでしょうか?

「学童です。現在『ママ幸シェアハウス』には小学生の子供達がいており、その子たちは放課後、学童に預かってもらっています。土曜日や祝日に限っては近くの別の学童に預けているのですが、そこを自分たちで運営できればなと思っています。
専門の学童指導員に来てもらわないといけないのかなとか、色々と難しい問題はありますが」

―――場所はもう考えていたりするのですか?

「イメージしているのは、『ポラリス本社』3階の20畳の共有スペースです。ただ『ママ幸シェアハウス』に住んでいる子供たちだけではなく、地域の子供たちも入れたいと考えております」

―――地域の学童保育がいっぱいだからでしょうか?

「はい。現状、地域の学童も人がいっぱいで入れないなどの問題があるので、『ママ幸シェアハウス』以外の子供たちも入所できればなと。そう考えると、広さ的に共有スペースでは難しいので、2階本社の空いているスペースなどを活用しようと考えています」

―――地域の課題解決も考えてらっしゃるんですね。

「まぁ、できたら素敵だなってくらいの段階ですけど」


『ママ幸プロジェクト』リーダー、藤原 瑞穂氏・赤ちゃん

―――ぜひ実現してください! 応援しております。地域の交流も楽しみですね。

「そうですね。今後は隣同士にある保育園とデイサービスの交流イベントや、地域の人とのイベントもしたいと考えておりますから」

―――地域の人といい関係が築けると、シングルマザーや子供達にとってもいい環境を築けますね。

「はい。そこで入居者が『「ママ幸シェアハウス」に住んで「ポラリス」で働いています』ということを、堂々と自信を持って言ってほしいと思っています。

―――シングルマザーにとって希望の光になると思います。ぜひ実現して欲しいです。
『ママ幸シェアハウス』に住む人が『ポラリス』のデイサービスで働く上で、理想というか目指していることはあるのでしょうか?

「あります。私たちが今いる場所から、所長・主任クラスの人材を生み出していくということです。そのような人材育成をするため、日々奮闘しております。
他のポラリスデイサービスセンターでは、非正規で入社したシングルマザーが所長になっている事例があります。ママ幸プロジェクトのメンバーにもぜひキャリアアップを目指してほしいと考えています」


『ママ幸プロジェクト』リーダー、藤原 瑞穂氏

―――しっかりと目指す場所があってキャリアアップが出来るというのは、入居者もありがたいと思います。
最後になるのですが、藤原さんの言葉でいいので、『ママ幸プロジェクト』を通して、シングルマザーがどうなって欲しいのかを教えてください。

「現状、まだシングルマザーであることを後ろめたく感じる世の中だと思うんですね。
『ママ幸』に来られた方は、『シングルだけどしっかりと子育てをして、幸せに暮らしています!』。そう言って卒業して欲しいなと思っています

―――そのために『ママ幸プロジェクト』では、「住まい」・「仕事」・「育児とコミュニティ」・「カウンセリング」を提供して、自信をつけてもらって自立できるような環境を整えているわけですね。

「そうです。自信がついたらね、きっとシングルマザーというのを堂々と言えるようになりますから」

―――長時間のインタビューありがとうございました。シングルマザーの大変さがよくわかりました。ぜひもっと色々なシングルマザーに『ママ幸プロジェクト』の存在を知ってもらい、『ママ幸プロジェクト』に参加して欲しいですね。
本日はありがとうございました。

「ありがとうございました」

 要約まとめ

●『ママ幸プロジェクト』が目指す未来。
●全国に展開
●学童を自分たちで運営
●保育園とデイサービス利用者との交流イベント
●地域の皆さまとの関係性構築
●『ママ幸シェアハウス』に住みデイサービスで働く人のキャリアアップ
●『ママ幸プロジェクト』を利用したシングルマザーが、堂々と「幸せに暮らしています」と言えるような場所を目指す。

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1記事目↓↓
『ママ幸プロジェクト』とは一体なに?リーダーにインタビュー【前編】

2記事目↓↓
『ママ幸プロジェクト』の課題と、シングルマザー・1人親の独自の悩み【中編】

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